【Garmin】Forerunner 965 レビュー│955、265との違いは? – Unattached Runner
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【Garmin】Forerunner 965 レビュー│955、265との違いは?

 ガーミンのフラッグシップモデルであるForerunner 965のスペック・機能を、旧モデルの955や下位モデルの265と比較しながら解説します。

スペック

Forerunner 965 カラー

カラーは3色展開 (画像の引用元:garmin.co.jp)

965 955DP 955 265 265S
定価(税込) ¥84,800 ¥84,800 ¥74,800 ¥62,800 ¥60,800
重量 53g 53g 52g 47g 39g
バッテリー(通常時) 23日 20日 15日 13日 15日
バッテリー(GPS時) 31時間 49時間 42時間 20時間 24時間
ディスプレイ方式 AMOLED MIP(液晶) AMOLED
ディスプレイ直径 35.4mm 33.0mm 32.5mm 28.1mm
ベゼル素材 チタン 繊維強化ポリマー 繊維強化ポリマー
解像度 454x454 px 260x260 px 360x360 px 416x416 px
ソーラー充電 × × ×

見切れている場合は横にスクロールできます。

 Forerunner 900番台はランニング向けの最上位モデルになりますが、旧モデル(955)から1年開かずに発売されました。

 定価は84,800円で、955(通常モデル)より10,000円高く955 Dual Power(ソーラーモデル)と同じです。

 一番の特徴はAMOLED(有機EL)を搭載したことで、ディスプレイが大きく解像度も上がったことで955よりもはるかに明るく鮮やかになりました。

 AMOLEDは消費電力が大きいですが、バッテリーはGPSモードで31時間、通常モードで23日間で、AMOLEDを備えたウォッチとしてはかなり長いです。

 参考までに、有機ELディスプレイを備えたApple Watch・Google Pixel Watchは通常モードで1〜2日間しかもちません。

 GPS稼働時のバッテリーは955よりも短くなりましたが、それでも31時間と長いです。GPSモードを2日連続で使うことはないので困ることはないと思います。

 重量は53gで955と同等です。ディスプレイは大きくなったものの、厚さが1mm薄くなった(14.4mm→13.2mm)ためだと思われます。

 ミッドレンジモデルの265と比較すると、965は265を大きくしたようなイメージで、バッテリーは長くて重量は重いです。

トレーニング機能

Forerunner 965 トレーニング機能

画像(右)の引用元:garmin.co.jp

(左)暑熱/高度適応、(右)リアルタイムスタミナ

965 955 265
暑熱/高度適応 ×
リアルタイムスタミナ ×
VO2max/予想タイム
リカバリータイム
パフォーマンスコンディション
トレーニングステータス
トレーニング効果
トレーニングレディネス

 トレーニング機能に関しては955と全く同じです。下位モデルの265に搭載されていない機能としては、暑熱/高度適応、リアルタイムスタミナがあります。

 暑熱/高度適応は、暑さや高度への適応度を確認できる機能です。また、気温22℃または高度800mを越えた場合に、VO2maxが修正されます。

 リアルタイムスタミナは、アクティビティ中に現在のスタミナ・潜在的なスタミナを確認できる機能で、例えばレース中のペース配分に役立てることができます。

 リアルタイムスタミナはVO2maxから予測されるため、VO2maxの誤差が大きいほど精度が落ちていきます。あくまで参考程度に見るのが良いと思います。

 以上の2つの機能は頻繁には使わないので、トレーニング機能は965・265で大きな差はないといえます。

その他機能

Forerunner 965 地図機能

画像の引用元:garmin.co.jp

965 955 265
地図機能 ×
タッチパネル
Garmin Pay/Suica
音楽モード

 その他の機能に関しても、955から追加された機能はありません。265との違いは地図機能が搭載されていることです。

 地図機能ではアクティビティ中に地図を確認できるだけでなく、事前にコースを作成してナビとして使うこともできます。

 また、今作の特徴でもあるAMOLEDが一番活躍するのは、地図機能を使うときだと思います。アクティビティ中でも地図が見やすいことは大きな利点です。

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【まとめ】購入する価値は?

 965の一番の特徴はAMOLEDディスプレイが搭載されたことです。ディスプレイは大きくなり、解像度も上がりました。

 旧モデルと比較すると明るく鮮やかになり、スマートウォッチとしても使いやすいモデルとなりました。

 GPS稼働時のバッテリーは955よりも短いものの、競合他社の製品に比べれば十分長く定価84,800円は妥当な価格設定だと思います。

 ただし、AMOLEDで10,000円値上がりした魅力を感じない方は旧モデルの955がおすすめです。

 965と機能は変わらずバッテリー(GPS時)が長いため、あくまでランニングウォッチとして使う方にとっては955の方が適しています。

 ちなみに私は955 Dual Power(ソーラーモデル)を持っていますが、購入から1年も経っていないこともあり、買い替えの予定はありません

 また、AMOLEDは必須だけど少しでも価格を抑えたい方は下位モデルの265が選択肢に入ります。

 265は地図機能がないことを除けば十分すぎるほどの機能が搭載されていて、どちらかといえば高スペックな部類に入るモデルです。

 965よりもバッテリーは短くなるものの他社製品よりは長く、20,000円以上安く購入できます。

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