【ランナー向け】ガーミンの地図機能を紹介!ナビ機能が便利
ガーミンの一部モデルにはフルカラーの日本地図が内蔵されています。本記事では、ランナー向けのモデルであるForerunner 955 Dual Powerを使用して、地図機能の使い方や、地図機能でできることを紹介します。
対応機種
2023年3月現在、ランニング向けモデルで地図機能が搭載されている現行モデルは以下の通りです。
- Forerunner 965
- Forerunner 955 / 955 Dual Power
- Enduro 2
ランニング用モデルの中で地図機能を搭載されているのはフラッグシップモデルの965・955と、トレイルラン用のEnduro 2のみです。
ランニング以外では、ビジネスアスリート向けのスマートウォッチであるfēnixシリーズは地図機能を搭載していることが多いです。
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詳細地図のダウンロード
写真(上)のように、プリインストールされている地図はやや情報量が少ないため、詳細地図を入れることをおすすめします。
ただし、ガーミン公式の詳細地図(City Navigator Plus)は別途購入する必要があり、定価(税込)は15,400円と高いです。
このため、OpenStreetMap(以下、OSM)という有志の方々が作っている無料の地図をダウンロードするのがおすすめです。
画像の上下で代々木公園周辺の地図を比較していますが、OSMの方が見やすいと思います。
私がダウンロードしたファイルは「gmapsupp.img」という名前でした。「gmapsupp 日本」などと検索すると出てくると思うので、最新のimgファイルをダウンロードします。
次に、付属の充電器を使ってウォッチとPCを接続します。imgファイルがあるフォルダ(GARMINフォルダ)を探し、その中にダウンロードした地図(imgファイル)を入れます。
PCと切断すると、自動で地図が更新されるはずです。ウォッチ上での操作はありませんでした。
アクティビティ中の使用方法
1番基本的な使い方はアクティビティ中(主にランニング中)に地図を見ることだと思います。
トレーニングページで地図を見るためには、各アクティビティの設定で地図を追加する必要があります。
つまり、画像のようにランニングで設定したとしても、他のアクティビティ(トラックラン、ウォークなど)では地図の追加は反映されません。
地図の操作は、画像のように右上のボタンで拡大/縮小・上/下・左/右を切り替え、左側下2つのボタンで操作します。
ただし操作性が悪いため、タッチパネル機能をオンにすることをおすすめします。タッチパネル機能は、各アクティビティの設定からオンにすることができます。
地図をタッチ操作するには、地図の画面で左中央のボタンを長押しして、パン/ズームを選択します。
そうしないと、地図の操作ではなくトレーニングページを上下に切り替える操作になってしまいます。
基本的には拡大/縮小を表示しておき、地図の移動はタッチ操作、拡大/縮小はボタン操作にしておくと使いやすいと思います。
コース作成
ガーミンコネクトで作成したコースをウォッチに送信し、ナビゲーションを実行することができます。コースの作成方法には「カスタム」と「自動」の2方法があります。
カスタム
カスタムでは地図上で任意の位置を指定していき、その位置を通るようなコースが順次作成されていきます。
画像の例では、人気の陸上競技場である織田フィールドからスタートし、駒沢公園を経由して砧公園まで走るコースを作成してみました。
自動よりも自由にコース作成ができるので、寄りたい場所や通りたいルートが決まっているならカスタムを使うと良いと思います。
コースを作成した後は、ウォッチに送信する必要があります。その後、アクティビティを選択し、ナビゲーション→コースと進みます。
作成したコースを選択すると、トレーニングページに地図や高度が追加されます。
最後に、通常通りアクティビティをスタートすることで、ナビゲーションが実行されます。
自動
自動のコース作成では、コース名・距離・方向(ランダムも可)を入力し、地図上でスタート地点を指定します。
すると、指定した方向に向かって1周して戻ってくるようなコースが作成されます。距離と高度の確認もできます。
画像では東京駅付近から西に10km走るコースを作成しました。多くのランナーが走ったコースを元に作成されるため、皇居を通るようなコースとなりました。
目的地検索
ガーミンコネクトではなく、ウォッチから目的地を探し、ナビゲーション機能を実行することもできます。
POI(Point Of Interest)では、目的地のカテゴリーを選び、周辺のコンビニ・施設・公園・住所などを検索することができます。
基本的に周辺の範囲で探すことになるので、例えばランニング後に飲み物を買うために近くのコンビニを探すときに活躍します。
カテゴリーから探すことが難しい場合は、周辺を選ぶことで現在地からの方角で探すこともできます。
例えば駅から少し離れている位置にいる場合に、駅方面のコンビニを探すような使い方ができます。
スタート地点
実行中のアクティビティのスタート地点を目的地に指定することができます。
使用場面としては、旅行先・レースでの遠征中・家の周辺の開拓・引っ越し直後で迷子になったときに活躍します。
スタート地点に戻る方法には、同じコースで戻る「トラックバック」と、新たにコース作成を行う「ルート」があります。
個人的には「ルート」の方がおすすめです。この機能を使うときは直帰したい場合が多く、行きのルートでは長くなることが多いためです。
まとめ
地図機能を用いることで、作成したコースや目的地に向かってナビゲーションを実行することができます。
活躍する場面は意外と多く、特に新しいコースを走ることが多い方におすすめの機能です。
対応モデルはForerunner 955など数機種に限られますが、地図機能が気になった方は検討してみてください。