【Garmin】Forerunner 255 レビュー│中上級者おすすめのスタンダードモデル
ガーミンのGPSランニングウォッチであるForerunner 255/255Sのスペック・特徴を解説します。また、ForeAthlete 245, 55との比較も行います。
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目次
商品概要
スペック
255 | 255S | |
---|---|---|
定価(税込) | ¥49,800 | ¥47,800 |
サイズ | 直径33.0mm | 直径27.5mm |
重量 | 49g | 39g |
通常時稼働時間 | 14日間 | 12時間 |
GPS稼働時間 | 30時間 | 26時間 |
音楽機能 | 〇 (Musicのみ) | 〇 (Musicのみ) |
Suica | 〇 | 〇 |
ランナー向けのForerunnerシリーズのミドルレンジモデルです。旧モデルはForeAthlete 245です。
Amazonの売れ筋ランキング(2022年12月現在)はForeAthlete 55に次ぐ第2位で、中~上級者の大半が選んでいる印象です。
今作ではバッテリーの向上・Suica機能搭載など大幅に性能が向上し、上位モデルのForeAthlete 745を超えるスペックとなりました。
255と255Sの違いは大きさで、255Sの方が10g軽くてコンパクトです。GPS稼働時のバッテリーは4時間短くなりますが、定価は2,000円下がります。
また、後ろにMusicがつくモデルのみ音楽機能が搭載されています。定価はMusicモデルの方が3,000円高いです。
カラー
商品画像の引用元:garmin.co.jp
左上から、Slate Grey, Tidal Blue, Black, Whitestone, Powder Grey, Bubblegum
255 | 255 music | 255S | 255S music | |
---|---|---|---|---|
Slate Grey | 〇 | × | × | × |
Tidal Blue | 〇 | × | × | × |
Black | × | 〇 | × | 〇 |
Whitestone | × | 〇 | × | 〇 |
Powder Grey | × | × | 〇 | × |
Bubblegum | × | × | 〇 | × |
カラーはグレー、ブルー、ブラック、ホワイト、薄いグレー、ピンクの6種類が用意されていますが、モデルによって選べるカラーが限定されます。
例えば、ブラック/ホワイトはmusicモデルのみ、ピンク(Bubblegum)は255S(音楽機能なし)のみに限られます。
こんな方におすすめ
Forerunner 255は以下のようなランナーにおすすめです。
- 週3以上で走っている
- 充電の頻度を週1以下にしたい
- 音楽機能やSuica機能が必要
- トレーニング負荷・健康状態を知りたい
逆に、Forerunner 255が合わない方は以下の通りです。
- 予算が4万円以下
- そこまでハイスペックでなくても良い
- ランニングの頻度が低い
- 地図機能(ナビ機能)を利用したい
安さを求めるならForeAthlete 55、長時間バッテリーや地図機能を求める場合はForerunner 955がおすすめです。
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ForeAthlete 245, 55との違い
旧モデルの245と、エントリーモデルの55との違いを解説します。
スペック比較表
255 | 255S | 245 | 55 | |
---|---|---|---|---|
定価(税込) | ¥49,800 ※1 | ¥47,800 ※1 | ¥38,280 ※2 | ¥32,000 |
画面サイズ | 直径33.0mm | 直径27.5mm | 直径30.4mm | 直径26.3mm |
重量 | 49g | 39g | 38.5g | 37g |
GPS稼働時間 | 30時間 | 26時間 | 22時間 | 20時間 |
※1:Musicモデルは+3,000円 ※2:Musicモデルは+5,500円
255は旧モデルの245からGPSモード時のバッテリーが8時間伸びました。ただし定価は1万円以上高くなり、重量は10g重くなりました。
255Sは245と同等の軽さでバッテリーが長く、さらにコンパクトですが、やはり定価は高くなります。
55はバッテリーがさらに短くなりますが、定価は32,000円と最も安いです。バッテリーは短いといっても20時間あるため、フルマラソンは余裕で走れます。
このように、基本的にはバッテリーが長くなるほど定価は高く、重量は重くなります。予算やランニングの頻度に合わせて選ぶのが良いです。
スマート機能
商品画像の引用元:garmin.co.jp
左から、音楽機能、Garmin Pay/Suica
255/255S | 245 | 55 | |
---|---|---|---|
音楽機能 | 〇 (Musicのみ) | 〇 (Musicのみ) | × |
Garmin Pay | 〇 | × | × |
Suica | 〇 | × | × |
音楽機能は255/255S music, 245 musicのみ搭載されています。音楽機能搭載のモデルでは245 musicが最も安いです。
また、Garmin Pay・Suicaは255/255Sのみ対応します。SuicaはGarmin Payの支払方法のうちの1つです。
Garmin Payの対応カードは一部の銀行のVISAデビットカードに限られるため、大半の方はSuicaが使えるかどうかが見るべきポイントになると思います。
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ヘルスケア機能
商品画像の引用元:garmin.co.jp
左から、HRVステータス、モーニングレポート、血中酸素トラッキング
255/255S | 245 | 55 | |
---|---|---|---|
心拍計センサ | 6つ | 4つ | 4つ |
HRVステータス | 〇 | × | × |
モーニングレポート | 〇 | × | × |
血中酸素トラッキング | 〇 | 〇 | × |
255より光学式心拍数のセンサーの数が4つから6つに増えて精度が高まりました。
新たにHRVステータスという機能が搭載され、心拍変動データを利用して健康状態を確認することができるようになりました。
HRVステータスの利用には睡眠中においてもウォッチを装着する必要があり、新たな機能であるモーニングレポートで確認することもできます。
トレーニング機能
商品画像の引用元:garmin.co.jp
左から、パフォーマンスコンディション、トレーニングステータス、トレーニング効果
255/255S | 245 | 55 | |
---|---|---|---|
トライアスロン | 〇 | × | × |
パフォーマンスコンディション | 〇 | 〇 | × |
トレーニングステータス | 〇 | 〇 | × |
トレーニング負荷 | 〇 | 〇 | × |
トレーニング効果 | 〇 | 〇 | × |
トレーニング機能に関しては255・245はほとんど同じですが、55は機能が少ないです。
55のみ搭載されていない機能にはパフォーマンスコンディション・トレーニングステータスなどがあります。
パフォーマンスコンディションは、-20~+20の数値で調子の良さが分かります。アクティビティを開始して10分前後でウォッチに表示されます。
トレーニングステータスは、ランナーのレベルに合わせてトレーニングの負荷状況を教えてくれます。
例えば、トレーニングが順調に行われていれば「プロダクティブ」、急に週間走行距離を伸ばしたりすると「オーバーリーチング」と示されます。
これらの機能は練習メニューの組み立てや修正の際に役立つので、ランニングの頻度が高い方におすすめです。
まとめ
Forerunner 255は旧モデルの245から大幅にスペックが向上し、上位モデルの745に代わるモデルとなりました。
これにより、2022年12月現在の選択肢はエントリーモデルの55、ミドルレンジモデルの255/245、フラッグシップモデルの955の3択に絞られました。
中~上級者の大半は255を選ぶと思いますが、価格や機能に合わせて245を選ぶのもありだと思います。