【Asics】ゲルカヤノ29 詳細情報│前作の28との違いは?
アシックスの定番シューズであるゲルカヤノ(GEL-KAYANO)29の特徴・用途をレビューします。前作のゲルカヤノ28との比較も行います。
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製品概要
- 定価(税込): ¥17,600
- 重量: 299g(27.0cm), 270g(24.0cm)
- 厚さ: 34mm
- ドロップ: 10mm
- ミッドソール: FF Blast Plus + GEL + LITETRUSS
- 主な使い道: ジョギング、ハーフ〜フルマラソン(サブ5~完走)、LSD、ウォーキング
アシックスを代表するスタビリティ(安定)モデルです。主なターゲットは初心者ランナーですが、脚に優しいため中上級者もリカバリージョグで使えます。
前作の28代目まではサポート機能を高めることに重点が置かれていましたが、今作では走り心地にも焦点が当てられたように感じます。
似たモデルにゲルニンバス24というモデルがありますが、ゲルカヤノよりもクッションの量が多くふかふかとした感触が特徴です(安定性はゲルカヤノの方が高いです)。
サポート機能が豊富
商品画像の引用元:asics.com
ゲルカヤノのミッドソールは、FF Blast Plus、GEL、LITETRUSSという3つの材質の組み合わせとなっています。
全面に使用されているFF Blast Plusは弾力性の高いフォーム材で、クッション性に加え高い反発力を備えています。
GELはクッション性が高い材質で、かかとの部分に配置されています。これは、初心者ランナーの大半がヒールストライカー(かかと接地)のためです。
内側に配置されているLITETRUSSは高硬度のEVAで、安定性を高める役割があります。脚が内側に過度に倒れることを防止し、怪我のリスクを抑制します。
このように、高い安定性とクッション性で怪我のリスクが低減され、高い反発力で進みやすく、サポート機能が充実しています。
ゲルカヤノ28との違い
商品画像の引用元:asics.com
ゲルカヤノ29と28の大きな違いはミッドソールです。ゲルカヤノ28はFF Blastという材質でしたが、ゲルカヤノ29ではFF Blast Plusが採用されました。
FF Blast Plusの方が柔らかく、さらに厚さが2mm厚くなったこともあり、ゲルカヤノ28よりもクッション性と反発力がアップしました。
また、FF Blast Plusの方が密度が低いため、2mm厚くなったにもかかわらず重量は10g程度軽量化されました。
FF Blast Plusに変更されたことで安定性はやや落ちましたが、軽さとクッション性が追求され走り心地が重視されたといえます。
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ミズノの代表モデルと比較
商品画像の引用元:(左)asics.com (右)jpn.mizuno.com
ミズノの初心者向け代表モデルであるウエーブライダー25との比較を行います。ウエーブライダー25もゲルカヤノ29も安定性が高く、用途が似ているシューズです。
安定性を高める手段として、ゲルカヤノ29はミッドソール内側の硬度を高めていますが、ウエーブライダー25はミズノウエーブという樹脂製のプレートを後足部に内蔵しています。
クッション性はGELとFF Blast Plusを使用したゲルカヤノ29の方が高いです。ただし、重量はウエーブライダー25の方が25g程軽いです。
ウエーブライダーはゲルカヤノの軽量版ともいえるGT-2000シリーズに近く、軽さや安さを求める方におすすめです。
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まとめ
ゲルカヤノ29の特徴・用途をまとめると以下のようになります。
- 初心者定番のスタビリティモデル
- 日々のジョギングやフルマラソン(サブ5〜完走)におすすめ
- FF Blast Plusが採用され、クッション性と反発力がアップ
- 前作から10g軽量化