【Asics】ソニックブラスト2 レビュー│バウンス感強化!嫌な硬さがなくなった
アシックスのソニックブラスト2(Sonicblast 2)は、厚さ40mmオーバーのソールにプレートを内蔵したスーパートレーナーです。
ソール構成も厚さも前作から変わっていませんが、軽量化やプレートの形状によって性能が大きく進化していました。
本記事ではソニックブラスト2の特徴・使用感について、初代モデルおよびスーパーブラスト3と比較しながらレビューしていきます。
このシューズが載っているまとめ
目次
ソニックブラスト2 基本情報
基本情報・実測値
- 発売日
- 2026/9/10 (9/3 オンライン先行)
- 定価
- ¥22,000 税込
- 重量
- 242g 27.0cm代表値 / 210g 25.5cm実測値
- 厚さ
- 46.0mm 代表値 / 42.9mm 実測値
- ドロップ
- 8mm
- ミッドソール
- FF Turbo Squared + FF Blast Max + Pebax Plate
- カテゴリー
- トレーニング
- 主な用途
- バウンス感が強化
- 厚さ46mmで210g(25.5cm実測)
- プレートとロッカーによる推進力
- 価格は22,000円で据え置き
- ゆっくり走るにはオーバースペック
ソニックブラスト2の特徴・スペック
ソール構成・クッション
ソニックブラスト2は、ブラストシリーズの中でスピードに振ったモデルで、シリーズで唯一プレートを内蔵しています。
ミッドソールは上層にスーパーフォームのFF Turbo Squared、下層にFF Blast Maxという2層構成で、この組み合わせ自体は前作から変わっていません。
ミッドソールの硬度(5回平均値)は上層(FF Turbo Squared)が38.4HA、下層(FF Blast Max)が35.8HAでした。
平均値を上回る硬めの数値で、同じFF Turbo Squaredを全域に使ったメタスリーク(40.8HA)よりも少し柔らかい程度です。
ミッドソールの構成自体はノヴァブラスト6と全く同じですが、こちらは30HAを下回っており、同じ名前でも硬度は全く異なることが分かります。
ソールの厚さは公表値が前作同様の46mmで、実測値は42.9mmでした。
実測値として数少ない40mmを超える厚さで、スーパートレーナーとして大量のフォームを使用しています。
同じブラストシリーズの中では、ノヴァブラスト6(40.2mm)とスーパーブラスト3(46.2mm)の中間に入る値でした。
【参考値】反発力・曲げ剛性
反発力の簡易的な指標として鉄球を1mの高さから自由落下させ、反発時の高さを測定しました。
※落下地点の表面性に大きく左右されるため、実際に感じられる反発力とは必ずしも一致しません。
結果はインソールありで51.5cm、インソールなしで53.5cmでした。
どちらも平均値を大きく上回り、40mmオーバーのスーパーフォームがしっかりと活かされています。
次に曲げ剛性の簡易的な試験として、前足部を固定した状態から15度曲げるために必要なモーメントを測定しました。
結果は3.99Nmと、現時点ではDBの中で最も高い数値でした。
カーボンプレートを内蔵したディヴィエイトニトロエリート4(Puma)すら上回るので、40mmオーバーの厚さが曲げ剛性に大きく効いていそうです。
重量
重量は代表サイズが242g(27.0cm)で、実測値(左右平均)は210g(25.5cm)でした。
公表値では前作から14g軽くなっており、実測40mmオーバーのシューズの中では最も軽い結果でした。
実測33.6mmのディヴィエイトニトロ4(222g)すら下回り、体積比でみれば相当軽いことが分かると思います。
サイズ感(内寸・外寸)
25.5cmサイズにおける内寸(全長・前足部高さ・前足部幅・後足部幅)の測定結果は以下のようになりました。
全長は263mmでDBの中で最も長い数値でした。2番目のクラウドランナー3(On)が262mmなので、突出しているわけではないものの上限に位置します。
他3つの内寸は平均値と同等か少し下回るくらいなので緩さはないですが、つま先はかなり余っていたので迷ったら小さいサイズで良いと思います。
またアキレス腱の部分が反った形状になったため、履きやすくなりつつ食い込み感が軽減されています。
外寸(アウトソールの幅)の測定結果は以下のようになりました。
結果は前足部が107.9mm、後足部が84.6mmでした。
どちらもほぼ平均値で、厚さ46mmのシューズとしては特別に広く作られているわけではありません。
比較対象のスーパーブラスト3は前足部114.7mm・後足部90.6mmと広いので、ソニックブラスト2はフォームの硬さとプレートで安定感を確保しているといえます。
実走・性能レビュー
レスポンスを維持しつつバウンス感が強化
初代ソニックブラストは40mmオーバーのシューズとしては全体的に硬めで、弾む感覚はブラストと呼べるほど強くありませんでした。
重量も重くはないものの飛び抜けて軽いわけではなく、前作のレビューではソニックブラストという名前から連想されるライド感とのミスマッチについて書いていました。
今作はミッドソールの材質そのものは変わっていませんが、トランポリンポッドの影響なのかしっかり弾むようになりました。
写真のように中央の孤立している部分が周囲としっかり切り離され、形状によって大きく圧縮するようになっています。
これはプレート(薄いオレンジ色の部分)がフォーク(二又)形状に変わったことが大きく、中央のくぼんだ部分を回り込むようになっています。
これによって上層のFF Turbo Squaredがトランポリンポッドまで通せるようになり、大きく圧縮できるようになりつつ反発力自体も強くなっていました。
フォームの硬度だけを見れば硬いシューズですが、実際の接地では前足部がしっかり圧縮しており、硬度が効いているのはむしろ着地の安定感の方でした。
レスポンスの良さは引き継がれていて、そこにバウンス感が乗ってきた形で、今作は2分50秒ペース(/km)あたりまで使えそうです。
前作の嫌な硬さは完全になくなり、これぞスーパートレーナーといえるライド感に進化していて、今作はかなり良い感触でした。
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プレート内蔵のスーパートレーナーでは最有力
トレッドミルでの走行動画
プレートを内蔵した40mmオーバーのスーパートレーナーには、ネオビスタ3(Mizuno)・マッハX3(HOKA)・ハイペリオンマックス3(Brooks)があります。
この3足と比べるとソニックブラスト2は最も安く、最も軽く、反発力も同等以上くらいに感じられます。
フォームが硬めのためクッションはやや落ちますが、その代わりにレスポンスが良くスピード性能に振り切っている印象です。
軽さ・推進力・価格のどれを取っても不利な点がなく、パフォーマンス重視のスーパートレーナーを選ぶなら最有力だと思います。
ただしゆっくり走るにはオーバースペックで、どんどんペースが上がってしまうため、ジョギング中心で使うシューズではありません。
ジョギングでも使えるスーパートレーナーを探しているなら、プレートがないモデルか、プレートがあってもネオビスタ3のようなマイルドなシューズの方がおすすめです。
スーパーブラスト3との違い
同じ厚さ40mmオーバーのスーパートレーナーとして比較されやすいスーパーブラスト3との違いを解説します。
| Sonicblast 2 | Superblast 3 | |
|---|---|---|
| ¥22,000 | 定価 (税込) |
¥26,400 |
| 210g | 実測重量 (25.5cm) |
212g |
| 42.9mm | 実測厚さ | 46.2mm |
| 8mm | ドロップ | 8mm |
| 38.4HA | ソール硬度 | 30.5HA |
| FF Turbo Squared + FF Blast Max + Pebax Plate | ミッド ソール |
FF Leap + FF Blast Plus |
スーパーブラスト3は柔らかいFF Leapを使用しつつプレートは非搭載のため、大きく圧縮することで圧倒的なバウンス感が得られます。
クッションがしっかり効いているため、ジョギング〜ロング走でもリラックスして楽しく走れることが大きなメリットです。
対してソニックブラスト2は曲げ剛性がかなり高く、プレートで積極的に前へ押し出されるため、スーパーブラスト3よりも速いペースまで対応できます。
どちらも対応範囲は広いですが、ジョギングも含めた万能性ならスーパーブラスト3、スピード練習の比重が高いならソニックブラスト2、という選び方がおすすめです。
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どんなランナーにおすすめ?
ソニックブラスト2は以下のようなランナーにおすすめできるシューズです。
- 反発力・レスポンス・ロッカーでテンポ良く走りたい
- 軽さも重視して軽快にペースを上げたい
- 40mmオーバーのスーパートレーナーを安く手に入れたい
- 前作の硬さが気になって見送った
逆に、以下のようなランナーには合わない可能性があります。
- ジョグ中心で、ゆっくり走ることが多い
- ノヴァブラスト6のような柔らかさを想像している
