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湘南国際マラソン大会情報│マイボトル持参によるタイム影響は?

 湘南国際マラソン基本情報、難易度、平均タイムなどを紹介します。マイボトル持参によるタイム影響についても考察します。

大会概要

基本情報

  • 開催日:2023/12/3
  • スタート時刻:9時00分
  • 参加費:15,000円
  • 制限時間:6時間30分
  • 定員:19,500人
  • 完走率:93%前後
  • 完走難易度:★☆☆☆☆
  • コース難易度:★☆☆☆☆

2023年大会の情報

 定員が20,000人近くと多く、神奈川県では横浜マラソンに次ぐ規模の大会です。

 ゴミを出さない大会として、2022年大会より給水用のマイボトルの携帯が必須になりました。

 制限時間は6時間30分と比較的長く、アップダウンが少ないため完走難易度は低いですが、非公認コースのため特に上位層の出場は少ないです。

 エントリーは先着順ですが、すぐには埋まらないことが多いです。2022年大会は定員割れをしていて、定員20,000人に対して出走数は12,230人に留まりました。

アクセス

 メイン会場は大磯プリンスホテルです。江ノ島箱根の間くらいに位置します。

 最寄りはJR東海道本線・大磯駅または二宮駅です。歩くと30分以上かかりますが、当日は無料送迎バスが運行予定です。

 宿泊地の部分で紹介しますが、これらの駅以外からも会場直行バス(有料、要予約)が用意されています。

コース・関門

湘南国際マラソン コース

引用元:www.shonan-kokusai.jp

関門位置 時間 ペース ペース (ロスタイム10分)
約5.1km 1:10 13'43"/km 11'45"/km
約10.8km 1:56 10'44"/km 9'48"/km
約14.2km 2:24 10'08"/km 9'26"/km
約19.2km 3:03 9'31"/km 9'00"/km
約21.9km 3:25 9'21"/km 8'54"/km
約28.3km 4:17 9'04"/km 8'43"/km
約35.0km 5:13 8'56"/km 8'39"/km
約37.1km 5:29 8'52"/km 8'35"/km
約39.6km 5:55 8'57"/km 8'42"/km
42.195km 6:30 9'14"/km 9'00"/km

2023年大会の情報

 コース・関門は上記の通りです。スタート位置まで10分かかった場合のペースも記載しています。

 大磯プリンスホテル発着で、海沿いのフラットなコースを走ります。折返しは江ノ島、西湘二宮IC付近の2回です。

 非公認コースであるのが残念ですが、大きなアップダウンがないため、強風でなければタイムは出しやすいです。

 非公認の理由は2015年の国道134号線の4車線化による道路形状変更のためですが、公認申請をしていないだけで距離はほとんど変わっていないと思われます。

 関門は厳しくはないですが、35.0km・37.1kmの2つがやや注意です。ギリギリ6時間半ペースで走っていると間に合わないので、遅くてもキロ7〜キロ8ペースで走ることをおすすめします。

宿泊地

無料送迎バスで向かう場合

湘南国際マラソン 会場周辺路線図

引用元:www.jreast.co.jp

 会場に大磯駅・二宮駅から無料送迎バスor徒歩(約35分)で向かう場合は、平塚・茅ヶ崎・藤沢・小田原周辺が近くておすすめです。

 横浜・川崎は大磯駅まで40〜50分前後かかりますが、東海道本線で1本で行くことができます。

 これらのエリアに宿泊する場合、大磯駅・二宮駅に7時頃(スタート2時間前)に到着するならホテルを6時台前半に出る必要があります(以下、楽天トラベルのリンクです)。

直行バスで向かう場合

 有料かつ事前予約が必要ですが、確実に座れる会場直行バスの利用も便利です。

 電車で向かうよりも2,000円程度割高ですが、会場周辺の割高になったホテルを利用するなら直行バスを利用した方が安く済む場合もあります

 スタートの1時間30分前までに会場に到着予定で、東京23区内からであれば6時00分前後に出発します。

 以下に、2022年大会の直行バスの出発地を値段別にまとめました(以下、楽天トラベルのリンクです)。

2,500円
2,700円
2,900円
3,800円

※2022年大会の情報

平均タイム、マイボトルの影響

 2019年大会(マイボトルなし)、2022年大会(マイボトルの携帯必須)の全記録を収集しました。タイム分布、平均タイム、各タイムの割合を以下に示します。

湘南国際マラソン2022 タイム分布

2022年大会のタイム分布(横軸はグロスタイム、縦軸は相対度数)

男子(2022) 男子(2019) 女子(2022) 女子(2019)
平均タイム(グロス) 4:39'54 4:39'31 5:00'33 5:03'06
平均タイム(ネット) 4:32'23 4:29'57 4:50'45 4:50'11
完走率 93.8% 93.3% 91.3% 89.5%
サブ3 1.8% 2.2% 0.1% 0.2%
サブ3.5 10.2% 12.2% 2.6% 1.9%
サブ4 29.9% 32.3% 14.7% 14.0%
サブ4.5 50.2% 51.6% 32.5% 33.8%
サブ5 71.1% 71.7% 58.4% 58.5%

各タイムの割合はネットタイム基準

 2022年大会の平均タイムは男子が4時間39分54秒、女子が5時間00分33秒でした。コースは走りやすいですが、そこまで速くはありません

 これは非公認大会で上位層の出場が少ないためだと考えられ、実際サブ3の割合は男子が1.8%、女子が0.1%(1人)低めです。

 マイボトルが必要ではなかった2019年大会と比べると平均タイム(ネットタイム)やサブ3〜サブ4の割合は落ちていますが、完走率は上がっています

 このため、平均タイムが落ちたのはマイボトル持参の影響というよりも、上位層が出場を避けたことによる影響の方が大きいいえます。

 サブ5の割合はほとんど変わっていないことから、少なくともゆっくり走る場合はマイボトルによるタイム影響はほとんどないと考えられます。

まとめ

  • 非公認コースだが、フラットで走りやすい
  • 非公認かつマイボトル必須の影響か、上位層の出場が少ない
  • ゆっくり走る場合はマイボトルによるタイム影響はほとんどない
  • 会場までは直行バス(有料、要予約)の利用も便利