京都マラソン難易度│倍率、完走率、平均タイムなど
毎年2月中旬頃に開催される京都マラソンの倍率、完走率、平均タイムなどを紹介します。
フルマラソンの記事リンク
1~3月 | |
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4~6月 | |
7~9月 | |
10~12月 |
大会概要
- 開催時期:2月第3日曜日
- スタート時刻:9時00分
- 参加費:18,000円
- 制限時間:6時間
- 定員:16,000人
- 完走率:94%前後
- 完走難易度:★★☆☆☆
- コース難易度:★★★☆☆
2023年大会の情報
京都の魅力を国内外に発信することを目的に、2012年に第1回が開催されました。マラソンに適した2月中旬に開催され、走った後に観光もできるため人気が高い大会です。
一般枠の定員と倍率の推移
年度 | 定員 | 申込数 | 倍率 |
---|---|---|---|
2023 | 12,594人 | 20,742人 | 1.6倍 |
2020 | 10,420人 | 53,925人 | 5.2倍 |
2019 | 10,420人 | 54,800人 | 5.3倍 |
2018 | 13,020人 | 61,608人 | 4.7倍 |
2017 | 未公表 | 56,278人 | 4.3倍 |
2016 | 14,120人 | 64,142人 | 4.5倍 |
2020年まで一般枠の抽選倍率は4~5倍前後で推移していましたが、2023年は1.6倍まで落ちました(2021~2022年はオンラインのみ実施)。
さらに、2023年大会は当選後に入金者が定員に達しなかったため、先着2,000人で2次募集も行われました。
倍率が落ちた理由は参加費が18,000円に上がった(2020年は15,000円)こと、コロナ禍で参加を見送った方が多かったためだと思われます。
コース
全国高校駅伝と同じ西京極の競技場(たけびしスタジアム)からスタートし、平安神宮前でフィニッシュします。
前半は嵐山~金閣寺周辺まで歴史を感じられるコースですが、小刻みなアップダウンが多くて地味にきついです。
後半は主に鴨川沿いを走りますが、折り返しが6回もあるためリズムを崩しやすいです。その代わり、前後のランナーと複数回すれ違うことができるメリットはあります。
高低差は最大75mほどあり、コース難易度はやや高いです。特に前半が上り基調なので、無理せず力を温存しておくことをおすすめします。
関門とペース
距離 | 時間 | ペース | |
---|---|---|---|
第1関門 | 6.1km | 1:02 | 10'09"/km |
第2関門 | 9.1km | 1:25 | 9'20"/km |
第3関門 | 12.5km | 1:52 | 8'57"/km |
第4関門 | 18.4km | 2:40 | 8'41"/km |
第5関門 | 26.8km | 3:48 | 8'30"/km |
第6関門 | 32.1km | 4:32 | 8'28"/km |
第7関門 | 34.9km | 4:55 | 8'27"/km |
第8関門 | 41.0km | 5:49 | 8'30"/km |
フィニッシュ | 42.195km | 6:00 | 8'31"/km |
関門はそこまで厳しくないですが、後ろからスタートする方は若干注意が必要です。
例えばスタートラインまで10分かかる場合、第5関門が一番厳しく、通過するためには8'08"/km(5時間43分ペース)で走る必要があります。
このため前半は余裕を持ってキロ8(8'00"/km)を切っておくことをおすすめしますが、かなり遅いペースなので集団についていれば問題ないレベルです。
完走率
年度 | 出走者数 | 完走者数 | 完走率 |
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2020 | 14,802人 | 13,894人 | 93.9% |
2019 | 16,289人 | 15,382人 | 94.4% |
2018 | 15,832人 | 14,954人 | 94.5% |
2017 | 16,858人 | 15,714人 | 93.2% |
2016 | 15,749人 | 14,868人 | 94.4% |
完走率は94%前後で推移しています。先ほどコース難易度がやや高いと書きましたが、制限時間が6時間の大会としては完走率は比較的高いです。
完走率が高い理由は2月中旬の開催で気温が低いためです。例年10度を下回ることが多く、マラソンに適した気候です。
参考までに、制限時間が同じ6時間である北海道マラソン2022(8月開催)の気温は24度で、完走率は89.5%でした。
つまり、完走率は京都マラソンの方が4%程高く、気温が完走率に与える影響が大きいことが分かります。
平均タイム・タイム分布
2020年大会の全記録(男子10,796人、女子3,098人)を収集しました。タイム分布、平均タイム、各タイムの割合を以下に示します。
横軸はグロスタイム(5分刻み)、縦軸は相対度数
男子 | 女子 | |
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平均タイム(グロス) | 4:28'44 | 4:52'13 |
平均タイム(ネット) | 4:23'37 | 4:45'33 |
サブ3 | 4.1% | 0.4% |
サブ3.5 | 14.2% | 2.8% |
サブ4 | 32.2% | 13.8% |
サブ4.5 | 51.5% | 31.4% |
サブ5 | 70.3% | 53.8% |
京都マラソン2020の平均タイムは男子が4時間28分44秒、女子が4時間52分13秒でした。制限時間が6時間の大会としては比較的速いです。
サブ3の割合は男子が4.1%、女子が0.4%でした。また、サブ4の割合は男子が32.2%、女子が13.8%でした。同時期に東京マラソンや大阪国際マラソンが開催されるため、トップ選手の割合は少ないです。
タイム分布を見ると、男子は4時間切り(3:55~4:00)が最も多いことが分かります。女子は4時間半〜6時間まで比較的均一に分布しています。
まとめ
京都マラソンの特徴・難易度は以下の通りです。
- 完走率は94%前後で比較的高い
- 前半は小刻みなアップダウンが多い
- 後半は折返しが多い
- トップランナーの割合は少ない