【おすすめ記事】安くて高性能な旧モデルを紹介!

東京マラソンExpo2025参加レポ│EVO 1、ヴェイパー4、ニトロエリート3など

東京マラソン2025エキスポ ランナー入口

 東京マラソン2025には出場しませんが、ランナーにとっては楽しすぎるイベントなので参加してきました。

 多くの最新シューズを試すことができたので、比較しながらレビューしていきます。

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メーカー別
レベル別
用途別

所要時間と混雑具合

 例年通り、木金土の3日間が開催期間でした。平日は21時まで、土曜日が18時まででした。

東京マラソン2025エキスポ 10kmjog

 金曜日の定時17時に退社し、品川まで電車で移動してからビッグサイトまで走って18時20分頃に到着。

 (余談ですが品川駅って品川区ではなくて港区なんですね。。。)

 またまだ入場している人はいましたが、帰っている人の方が明らかに多いです。

 学生の頃にEXPOのアルバイトしたことが何度かありますが、やはり平日、かつ遅い時間が空いています

 平日に行くことができるなら、わざわざ土曜日に行く理由はないかなと思います。

 遅すぎると片付けの準備をするブースも出てきますが、ぱぱっと色々回りたいなら平日の遅めの時間が狙い目です。

東京マラソン2025エキスポ  混雑具合

 ランナー受付は写真の通りの空き具合で、ほとんど並ばず5分もかからなかったみたいです。

 今回はギリギリの21時まで、2時間ちょっとの時間で、以下のブースを回ることができました。

回れたブース(見た順)
  • ポカリスエット
  • アシックス
  • バスクリン(手湯)
  • サロンパス
  • QBB(チーズ)
  • アディダス
  • COROS
  • On
  • ブルックス
  • サッカニー
  • ナイキ
  • HOKA
  • プーマ
  • 361°

 他にもくじ引き(ガラガラ)を回すなど、すぐに終わったブースも何箇所かありました。

 のんびりはできなかったものの、目的のブースは全て回ることができました。

 アシックスはかなり広くて賑わっていたものの、アパレルがメインでシューズはノヴァブラスト5・ゲルカヤノ31のみでした。

 最新シューズも期待していましたが、5月の「Tokyo:Speed:Race」までは公開されないのかな、と思いました。

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 全て25.0cmで試しました。サイズ感が大きく外れているシューズはありませんでした。

アディゼロアディオスプロEVO1 (Adidas)

 アディダスのブースの目的はEVO 1で、他にもアディオスプロ4、EVO SL、ボストン12、スーパーノヴァライズ2が試着可能でした。並んだ時間は5分ちょっとでした。

アディゼロアディオスプロEVO1 ミッドソール

 重量(27.0cm)138gのスペック通り、持ってみても履いてみても超軽量です。少し詰まった発泡スチロールくらいの感覚です。

 ミッドソールには「LIGHTSTRIKE PRO EVO」との印字があります。

 軽量なのでスカスカで柔らかいフォームを想像していましたが、意外としっかりしていて、踏み込んでからの反発が早いです。

 アディオスプロ4と比べると、ロッカーの転がりというよりは反発が強く感じられ、軽く走っただけでも性能の高さが伝わりました。

アディゼロアディオスプロEVO1 アッパー
アディゼロアディオスプロEVO1 アッパー2

左右にスライド可能です。

 アッパーは、シュータンを含めペラペラです。ドレスの足の下まで伸びている一番薄い部分のような感触です(良い表現が思いつきませんでした)。

 写真1枚目の黒い部分はインソールではなく、黒い靴下がそのままくっきりと透けて見えています。

アディゼロアディオスプロEVO1 アウトソール

 アウトソールも特殊で、通常使われるような硬いラバーではなく、写真のように光沢がある柔らかい素材です。

 触ってみるとふにゃふにゃで、ペタペタ感もあるため指紋が移ったり跡がついてしまいそうでした。

 アウトソールは横から見て1mmないくらいだったので、速攻でミッドソールが露出してしまいそうでした。

 コスパは悪いため今すぐ欲しいとは思いませんでしたが、感触は良かったのでマラソンに転向したら欲しくなりそうな予感はしました。

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ヴェイパーフライ4 (Nike)

ヴェイパーフライ4

 ナイキのブースではヴェイパー4、ストリークフライ2、ボメロ18などが展示されており、トレッドミルでの試走が可能でした。

 ナイキの出展は久々らしく、ひたすら吊り上げた価格を(特に日本で)落とすなど、かなり危機感を感じているように思います。

 特にマックスクッションシューズのボメロ18が16,500円と非常に安く、ペガサス41と同価格になってしまいました。

 ヴェイパーフライ4はシリーズ最軽量(27.0cm: 168g)で、他社の最速モデルと比較しても軽さで優位点があります。

 数年前は厚底シューズの重量は210g〜220g前後が多かったものの、最近は200gを切るものが増えてきて標準になりそうな感じがします。

 ヴェイパーフライ(Next%)は3代目まで全て持っていますが、今作が一番クセがないように思いました。

 3代目の柔らかいソールが硬めになり1〜2代目に近づいた感じがしますが、前にカクっと押される感覚は弱いです。

 色んなシューズに慣れすぎただけかもしれませんが、初めてヴェイパーフライを履いたような感動はありません。

 トレッドミルで軽く走った程度では、正直良さはあまり分かりませんでした。

 ただ超軽量でレスポンズが良いので、トラック用に購入しても良いかな、とは思いました。

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ディヴィエイトニトロエリート3 (Puma)

ディヴィエイトニトロエリート3

 続いて、箱根駅伝などで着用率上昇中のディヴィエイトニトロエリート3を試着。

 他にもFast-R2、ディヴィエイトニトロ3、ヴェロシティニトロ3、フォーエバーランニトロ2が展示されていました。

 ディヴィエイトニトロエリート3も最近のトレンドなのか200gを切っており、特にFast-Rと比べるとかなり軽く感じます。

東京マラソン2025エキスポ プーマブース

 ブースの横に謎の光るトンネルが用意されていたので、軽く試走してみました。

 シンプルでヴェイパー4に似ていましたが、ニトロエリート3の方が強く踏み込むほど反発が返ってくる感覚がありました。

 アグレッシブではないものの、軽さ・反発・クッションのバランスが良く、レベルを問わず使いやすいと感じる方が多いと思います。

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シエロX1 2.0 (HOKA)

シエロX1 2.0

 HOKAのブースはトレッドミルが1台用意されており、シエロX1 2.0の試走をすることができました。20時を過ぎており、待った時間は1分くらいでした。

 (シエロX2になると思いきや、シエロX1までがモデル名らしく、紛らわしいことにシエロX1 2.0となっているみたいです。)

 ソールはかなり分厚く、前作同様に地面からの高さで測定すれば40mmを超えているように感じます。

 かかと部分が削れているため、WAが定める方法では40mm以下を満たしており、実際承認もされています(ミズノ理論)。

 感触は結構良く、前にヴェイパー4・ニトロエリート3を履いていたこともあり、クッション・反発が強めに感じられました。

 バウンス感に加えてロッカーもそこそこあり、ストライドでテンポ良く押していくような走り方が合っているように感じました。

 重量(27.0cm)は約215gなので、3台目では200gを切ってくれると嬉しいです(それでも初代モデルから30g以上軽量化されているので、かなり良いアップデートです)。

 トレッドミルで走っている間は、前の大きなモニターに走っている姿とフォームの分析(角度など)が表示されていました。

 ただ事前の説明や終わった後のフィードバックは一切なく、何だったのかは謎でした(笑)。

HOKA FLY GEL

 その代わり(?)に、終わった後は見たこともないHOKA FLY GELをもらうことができました。

 裏面記載の販売者は日本の別の会社だったので、ちょっとした記念品なのかな、と思います。

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エンドルフィンエリート2 (Saucony)

エンドルフィンエリート2 ミッドソール
エンドルフィンエリート2 アウトソール

左右にスライド可能です。

 2月27日に日本初の直営店をオープンしたばかりのサッカニーのブースでは、エンドルフィンエリート2が世界先行販売されていました(価格は4万オーバー、重量は199g)。

 新素材の「incrediRUNフォーム」が超絶柔らかく、今回履いたシューズの中では一番ぶっ飛んでいました

 ニューバランスのFuelCellよりも柔らかく、大きく沈んだ後にバネのようにバインバイン反発が返ってきます。

 安定感はなく、トラックでは使えそうにないです。このシューズにヒールストライカーなど存在しません。

 とにかくクレイジーで履いただけで楽しかったので、このシューズでどれ程のパフォーマンスが出るのかが楽しみです。

Flame 4 (361°)

361スポーツ フレーム4

 最後に、中国メーカーの「361°(スリーシックスティワン)」に寄りました。

 中国のメーカーには疎いのですが、361°はバスケットボール・ランニングに力を入れているようです。

 ランニングシューズもバッシュのような派手めのデザインが多く、メンズでもピンクのデザインがあったりします。

 また、全て自社生産を行っているようで、品質の高さを推していました

 今回試せたのはFlame 4(フレーム4)というモデルです。うる覚えですが、価格は27,500円、重量(27.0cm)は215gくらいだったと思います。

 聞いてみるともう一個上のモデル(何ちゃらプロ)があるみたいでしたが、展示されている中ではフレーム4が最上位でした。

 ライド感はやや硬めで、それゆえにロッカーを強く感じました。初期のヴェイパーフライに近い気もしました。

 軽くブース内を走った印象は悪くなく、普通にスピードトレーニングなどで使えそうな感覚でした。

 価格は高くはないもののアシックスやアディダスと大差ないので、積極的に選ばれるにはもう一押し何かあれば良いかなと思いました。

最後に

 2時間ちょっとで全体を回ることはできたものの、金曜日に有休を取ってもう少しゆっくり見れればベストでした。

 複数メーカーの厚底シューズを比較できる機会はあまりないので、サイズ感や好みのライド感かが分かるだけでも大きな収穫になります。

 単なる受付+αだけではなく、1年に1度の貴重なイベントと考えてじっくり楽しむのも良いと思いました。

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