【NIKE】ズームフライ4レビュー│3との違い、ヴェイパーとの使い分けなど – Unattached Runner
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【NIKE】ズームフライ4レビュー│3との違い、ヴェイパーとの使い分けなど

 ナイキの中〜上級者向けシューズであるズームフライ4の特徴・用途を解説します。前作のズームフライ3との違いや、ヴェイパーフライとの使い分けも解説します。

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【NIKE】ズームフライ5 レビュー|ズームフライ4との違いも解説

【NIKE】ズームフライ5 レビュー|ズームフライ4との違いも解説

ナイキのズームフライ5の特徴・用途を解説します。前作のズームフライ4との違いについても解説します。

全体レビュー

ズームフライ4 特徴

本記事では、商品に関する画像は各メーカー公式HPより引用しています。

 ズームフライ4は中〜上級者向けのレース・トレーニング用シューズです。

 36mmの厚いソールにカーボンプレートが内蔵されていて、典型的な厚底カーボンシューズといえます。

 ミッドソールにはZoomXではなく、耐久性反発力に優れたReact(リアクト)が使用されています。

 Reactの反発力にカーボンプレートの推進力が加わることで、前に進む感覚が得られるようになっています。

 重量(27.0cm)は272gやや重いですが、耐久性はかなり高いです。このため、トレーニングメインでの使用がおすすめです。

 フルマラソンで使用するならサブ3.5〜サブ4を狙うランナーにおすすめです。

ズームフライ3との違い

ズームフライ3と4の違い

 ズームフライ3と4の違いはアッパーのみです。ソールユニットの変更はありません

 ヴェイパーフライNext%2もアッパーのみの変更でしたが、それとほぼ同じの変更になります。

 ズームフライ3のアッパーは初代ヴェイパーフライNext%と同じで、ヴェイパーウィーブと呼ばれる薄いシートのような素材でした。

 一方ズームフライ4では、軽量メッシュと伸縮性のあるフライニットの組み合わせになりました。

 これにより重量は10g程増加しましたが、通気性とサポート力は増加しています。

 ヴェイパーフライNext%2も同様のアッパーの変更があり重量が増加しましたが、東京五輪で初代モデルを履いているランナーはほとんどいませんでした。

 つまり、重量増加のデメリットよりもアッパーの改良によるメリットの方が大きいと考えられます。

ヴェイパーフライNext%2との違い

ズームフライ4とヴェイパーフライネクスト%2の違い

 ズームフライ4ズームXヴェイパーフライNext%2(以下ヴェイパー2)の大きな違いは重量と耐久力です。

 ズームフライ4に使用されているReactは、ZoomXよりも耐久性は高いですが軽量性では劣ります

 このため、重量(27.0cm)はズームフライが272g、ヴェイパー2は196gかなりの差があります。

 ただし、ズームフライ4はドロップが11mmとヴェイパー2よりも高いため、ペースが落ちても上に跳ね上がってしまうことが抑制されます

 ヴェイパー2は定価が26,950円と高いため、耐久性を考えるとレースでの使用がメインとなります。

 一方でズームフライ4は定価が18,700円ヴェイパー2よりも安くて耐久性も高いため、トレーニングメインでの使用がおすすめとなります。

ズームフライ4に近いシューズ

アディゼロボストン10 (Adidas)

ズームフライ4とボストン10の違い

 アディゼロボストン10は、カーボンプレートではなくグラスファイバー製エナジーロッド(5本骨状バー)が内蔵されています。

 グラスファイバーはカーボンよりも柔らかい素材のため、反発力と安定性のバランスが取りやすいメリットがあります。

 用途が非常に似たシューズですが、強いて言うならアディゼロボストン10の方がトレーニング向きだと思います。

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Endorphin Speed 2 (Saucony)

ズームフライ4とエンドルフィンスピード2の違い

 エンドルフィンスピード2は、カーボンプレートよりも柔軟性の高いナイロン製プレートが内蔵されています。

 重量は224gズームフライ4と比べて50g程軽い上に、高いクッション性反発力も兼ね備えています。

 ただし柔軟性が高すぎるため、ヒールストライク(かかと接地)やペースが遅い場合は安定性に欠けることが注意点です。

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まとめ

 ズームフライ4の特徴・用途をまとめると以下のようになります。

  • 厚底カーボンシューズの定番
  • ナイキ最高の反発力を持つReactを使用
  • 耐久性が高く、トレーニングメインの使用がおすすめ
  • 前作より通気性サポート力がアップ

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