【HOKA】クリフトン9 レビュー│ようやくミッドソールがアップデート! – Unattached Runner
ランニングシューズ 特設ページ ガーミン スペック比較

【HOKA】クリフトン9 レビュー│ようやくミッドソールがアップデート!

 ホカオネオネの代表モデルであるクリフトン9特徴・使用感をレビューします。旧モデルのクリフトン8との違いも解説します。

商品概要

スペック

クリフトン9
  • 定価(税込): ¥20,900
  • 重量: 248g(27.0cm), 216g(24.5cm)実測値, 205g(24.0cm)
  • 厚さ: 35mm
  • 主な使い道: ジョギング、ロング走、LSD、ロードレース(サブ4〜完走レベル)

 ホカオネオネの代表モデルであるクリフトンの9代目で、クッション性・軽量性に優れたモデルです。

 重量は24.5cm実測216gでした。クッショニングモデルとしては軽い部類に入ります。

アッパー

クリフトン9 アッパー

 アッパーは全体的に軽量化されました。ジョギング寄りのシューズのためか、幅は広めに感じました。

 写真は24.5cmのものですが、普段25.0cm~25.5cmを履いている私でもつま先が当たる程度で普通に履けました

 ただし、サイズ感が大きすぎる訳ではないので、いつも通りのサイズを選んで良いと思います。

ミッドソール

クリフトン9 ミッドソール

 ミッドソールは柔らかくなり、厚さは約3mm増したことでクッション性が向上しました。

 クリフトン8と9のミッドソールを触って比べると、クリフトン8が硬く感じるレベルで柔らかいです。

 乗り心地は反発が素早く返ってくるというよりは、しっかりと衝撃を吸収するようなイメージです。

アウトソール

クリフトン9 アウトソール

 アウトソールは少しだけ範囲が広がり安定性が高くなったように感じますが、そこまで大きな違いではありません。

 ホカのランニングシューズはアウトソールが削れやすいことに定評(?)があるので、数百km走ったところで削れ具合を追記します。

使用感レビュー

クリフトン9 5kmjog

 キロ5ペースのジョギングで使ってみました。履いてみると厚さを感じる割には軽いです。

 ミッドソールは大きくは沈み込まず、ロッカー形状が感じられるのでスムーズに進みました。

 軽いので脚は回りやすいものの反発力は高くないため、速くてもキロ4分台前半までの使用が適していると感じます。

 ジョギング後に200mの流し(30秒)を入れましたが、推進力が吸収される感覚が強かったです(つまり、クッション性は優れています)。

 とにかく衝撃吸収性に優れているので、疲労を溜めない目的で日常的なジョギング用として重宝できそうです。

 フルマラソンであればサブ4までは余裕で対応できそうです。サブ3.5以上を狙うならもう少し反発力が高いシューズの方がいいかなと思います。

クリフトン8との違い

クリフトン8と9の違い

商品画像の引用元:hoka.com/jp

 クリフトンはソール部分がほとんど変わらずマイナーチェンジが続いていましたが、クリフトン9でようやく大きくアップデートされました。

 大きな変更点であるミッドソール弾力感のあるフォーム材となり、厚さが3㎜増してクッション性が向上しました。

 厚さは増したもののアッパーは軽量化されたため、シューズ全体の重量としては4g程軽くなりました

 定価が2万円を超えたことを除けば、悪い点は見当たりません。クリフトン8も良いシューズではあるので、安くなったタイミングで買うのはありだと思います。

関連記事
【HOKA】クリフトン8レビュー│クリフトン7、ボンダイ7との違いは?

【HOKA】クリフトン8レビュー│クリフトン7、ボンダイ7との違いは?

ホカオネオネのクリフトン8の特徴・用途を解説します。前作のクリフトン7との違いについても解説します。

競合モデル

クリフトン9 競合モデル

商品画像の引用元:(左)hoka.com/jp (中央)nike.com (右)asics.com

 クリフトン9と同じクッショニングモデルとしては、インヴィンシブル3(Nike)、ゲルニンバス25(Asics)が挙げられます。

 これらのモデルと比べるとクリフトン9の反発力は控えめですが、軽量なことが優位点となります。

 価格はいずれも2万円前後と高いです。最近のクッショニングモデルは厚底化が進み、価格が高騰している傾向があります。

 価格を抑えたい場合は、エアズームペガサス39(Nike)、ノヴァブラスト3(Asics)などがおすすめです。定価(税込)はどちらも15,000円を切っています

 これらのモデルも適度なクッション性があり、軽くて反発力も高いため幅広い用途で活躍します。

関連記事
【NIKE】インヴィンシブル3詳細情報│ナイキ最大のクッション性

【NIKE】インヴィンシブル3詳細情報│ナイキ最大のクッション性

ナイキのクッショニングモデルであるインヴィンシブル3の特徴・用途をレビューします。リアクトインフィニティ3との比較も行います。

【Asics】ゲルニンバス25 詳細情報│超厚底の41.5mmでシリーズ最大のクッション性

【Asics】ゲルニンバス25 詳細情報│超厚底の41.5mmでシリーズ最大のクッション性

アシックスのクッションモデルであるゲルニンバス25の特徴・用途をレビューします。旧モデルのゲルニンバス24や、ゲルカヤノ29との比較も行います。

まとめ

 クリフトン9の特徴・使用感をまとめると以下のようになります。

  • 3mm厚くなり、クッション性が向上
  • 同カテゴリーの中では軽くて使いやすい
  • キロ4分台前半までの使用がおすすめ
  • クリフトン8よりも4g軽量

おすすめ記事

【2024版】ホカオネオネのランニングシューズ全12足を比較表付きで紹介

【2024版】ホカオネオネのランニングシューズ全12足を比較表付きで紹介

厚底ミッドソールが特徴のホカオネオネ(HOKA ONEONE)のランニングシューズ全12足を目的別にまとめました。違いが分かるように比較表を作成したので、どのモデルにしようか迷っている際に活用してください。

【ASICS】ダイナブラスト2 レビュー│陰に隠れた良シューズ

【ASICS】ダイナブラスト2 レビュー│陰に隠れた良シューズ

ジョギング用にダイナブラスト2を購入しました。本記事ではダイナブラスト2の特徴・用途の解説、ノヴァブラスト2との比較をした後に、実際の使用感をレビューします。

【NB】Fresh Foam X 1080 v13 レビュー│大幅に軽量化された代表モデル

【NB】Fresh Foam X 1080 v13 レビュー│大幅に軽量化された代表モデル

ニューバランスのランニングシューズとして代表的なFresh Foam X 1080 v13の特集・用途をレビューします。旧モデルの1080v12との比較も行います。

【NIKE】ズームフライ4レビュー│3との違い、ヴェイパーとの使い分けなど

【NIKE】ズームフライ4レビュー│3との違い、ヴェイパーとの使い分けなど

ナイキの中〜上級者向けシューズであるズームフライ4の特徴・用途を解説します。前作のズームフライ3との違いや、ヴェイパーフライとの使い分けも解説します。