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【On】クラウドモンスター レビュー│レースにも使えるクッショニングモデル

 Onの人気モデルであるクラウドモンスター特徴・使用感をレビューします。見た目にインパクトがありますが、性能が高くてOnのランニングシューズの中でも特におすすめできるモデルです。

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商品概要

Cloudmonster 搭載技術

商品画像の引用元:www.on-running.com

  • 定価(税込): ¥19,580
  • 重量: 275g(27.0cm), 230g(24.0cm)
  • 厚さ: 35mm
  • ドロップ: 6mm
  • ミッドソール: Helion + Speedboard
  • 主な用途: ジョギング、ロング走、10km~フルマラソン(サブ4~完走)、タウンユース

 On最大のCloudパーツを使用することで圧縮量を増加させ、名前の通りモンスター級のクッション性と反発力を実現したモデルです。

 弾むようにリズム良く走ることができるので、トレーニングのみならずランニングを楽しみたい方にもおすすめです。

 ミッドソールのCloudパーツは蜂の巣のように上下交互に配列され、下側のみがアウトソールに利用される形状となっています。

 上側のCloudパーツの上にはSpeedboardと呼ばれるTPU製プレートが配置され、Cloudパーツと連携して大きな反発力が生み出されます。

 クッショニングモデルのためジョギング用として履く方が多いですが、反発力が高いのでレース用(サブ4〜完走レベル)にも使用可能です。

ジョギングでの使用感

Cloudmonster 12kmjog

 皇居周りを12km走ってみました。竹橋のランステでレンタルしましたが、サイズ感は普段通りでした(迷ったら大きい方で良いと思います)。

 Cloudパーツが大きいのもありますが、ミッドソール自体がOnの他のモデルよりも柔らかく、体重が50kgに満たない私でも歩くだけで簡単に圧縮し、クッションが感じられました。

 圧縮量が大きいもののSpeedboardの効果なのか安定性は高く、グラつきは少ないので普段使いとしても使いやすいと感じます。

 実際に走ってみると弾む感覚は得られるものの沈み込み過ぎず応答性が良いため、簡単に4分半ペースまで上がりました。

 重量(27.0cm公式値)は275gとされていますが体感では20gくらい軽く感じ、クッショニングモデルとしては十分です。

 Onのランニングシューズ全てを履いたことはありませんが、用途が広いので迷ったらクラウドモンスターを選んで良いと思います。

 強度の高いスピード練習には厳しいですが、マラソンペースのロング走や軽めのペース走くらいなら普通に対応できそうです。

競合モデル

Cloudmonster 競合モデル

商品画像の引用元:www.on-running.com

 クラウドモンスターの競合モデルとしてはノヴァブラスト3(Asics)、インヴィンシブル3(Nike)が挙げられます。

 これらのシューズはいずれもクッション性に優れていますが、反発力が高くて簡単にペースが上がってしまうので、どちらかといえば速めのジョギング向きです。

 クッション性反発力を高めるために、競合モデルはミッドソール自体に弾力性を持たせています(ノヴァブラスト3はFF Blast Plus、インヴィンシブル3はズームX)。

 一方で、クラウドモンスターはCloudTec(Cloudパーツ+Speedboard)で、つまり構造を工夫することで弾む感覚を実現しており、乗り心地も異なります。

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まとめ

 クラウドモンスターの特徴・使用感をまとめると以下のようになります。

  • 全モデルで最も大きいCloudパーツを上下交互に配列
  • クッション性・反発力が高く、弾むような乗り心地が特徴
  • ジョギング〜レース(サブ4〜完走)まで対応
  • 安定感があり、普段使いにもおすすめ