【NB】FuelCell Propel v4 詳細情報│圧倒的に安いデイリートレーナー
ニューバランスのFuelCell Propel v4の特徴・用途をレビューします。今作では大幅にアップデートされ、用途が大きく広がりました。
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目次
商品概要
スペック
- 発売日: 2023/3/10
- 定価(税込): ¥12,100
- 重量: 285g(27.0cm), 238g(24.5cm)
- 厚さ: 34mm
- ドロップ: 6mm
- ミッドソール: FuelCell + TPU Plate
- 主な用途: ジョギング、ロング走、アップ用、スピード練習(軽め)、10km~フルマラソン(サブ4〜完走)
FuelCellコレクションで最も安いモデルですが、ジョギング〜レースまで幅広く対応できる万能なモデルです。
重量(27.0cm)は約285gと軽くはないですが、反発力に優れているためマラソンペースくらいまで対応できます。
アッパー
左右にスライド可能です。
アッパーはデイリートレーナーによく見られるようなやや厚めのメッシュ素材が採用されています。
ただし光を透過するほどの通気孔は設けられており、適度な通気性を有しています(画像3枚目)。
サイズ感は通常通りでしたが、快適性を損なわないためか前足部はやや広めに感じました。
ソール構造
ミッドソールにはクッション性・反発力に優れたFuelCellフォームが全面に使用されています。
FuelCellフォームは安定性を高めるために、SC Elite v3やRebel v3で使用されているものよりも硬め(SC Pacer v1と同じくらい)に調整されています。
硬めとはいっても一般的なフォーム材よりは柔らかく、ナイキのリアクトよりも少し柔らかいくらいに感じます。
さらに、今作では新たにTPUプレートを内蔵することで、安定性を高めるとともに反発力をさらに高めています。
このように安定性が高くてスピードもそこそこ出せるため、私は主にトレーニング前のウォームアップで使用しています。
デイリートレーナーにプレートを内蔵したモデルは多くありませんが、TPUプレートは柔軟性が高いためクッションはしっかりと感じられます。
ペースが速くなくても曲げやすく、初めてプレート内蔵モデルを履く方でも違和感が少なく扱いやすいと思います。
また、SCシリーズの特徴でもありますが、裏側から見てミッドソール中央に大きな空洞が設けられ、そこからTPUプレートが露出しています。
この空洞により着地時にミッドソール(FuelCell)が大きく圧縮し、プレートが変形しやすくなることで大きな反発力が生まれます。
このように安定性が高いため遅めのペースにも対応し、反発力が高いためペースも上げやすく万能なシューズだといえます。
デイリートレーナーとしてかなり安い
メーカー | 定価(税込) | |
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Propel v4 | New Balance | ¥12,100 |
Pegasus 40 | Nike | ¥15,400 |
GlideRide 3 | Asics | ¥17,600 |
Boston 11 | Adidas | ¥17,600 |
Cloudmonster | On | ¥18,480 |
上の表に、Propel v4と同様のカテゴリーで、反発力に優れたデイリートレーナーの定価を並べてみました。
どのモデルも反発力が高いフォーム材を使用し、反発力を高めるための部材(プレート、Zoom Air、エナジーロッド)を内蔵しています。
表から分かるように、Propel v4の注目すべき点は圧倒的な安さです。プレートを内蔵していてPropel v4より安いモデルはないと思います。
元々Propelシリーズは旧モデル(v3)までは大きな特徴がなく、FuelCellコレクションの中で最も安くエントリーモデル的な位置付けでした。
しかし、今作では大幅にアップデートされているため他のモデルと同じ価格帯になっても不思議ではなかったのですが、若干の値上がりはしたものの一番安い価格を維持しています。
性能としては他社製品と比較しても劣らない(むしろ使いやすいと感じる場合もある)ので、最近のモデルとしてはかなり安めの価格設定だと思います。
さらに、2024年3月にRebel v4、Pvlse v1といった新しいモデルが発売されてから、元々安すぎるPropel v4の価格がさらに安くなっています。
楽天市場などでは1万円を大きく下回る価格で購入可能となり、本ブログでレビューしてきた数多くのシューズの中でもコスパはかなり高いといえます。
FuelCell Propel v3との違い
商品画像の引用元:shop.newbalance.jp
FuelCell Propelシリーズは旧モデル(v3)までは大きな特徴がなく、ニューバランス公式でも大きく宣伝されることもなく、あまり注目されていませんでした。
それが今作では厚底化され、プレートが内蔵され、アッパーはレーシングモデルに似た形状となり、公式HPでもしっかり宣伝されるモデルまで格上げされました。
Propel v3はFuelCellフォームが硬めで弾む感覚が控えめでしたが、シンプルな構成のため重量はPropel v4よりも30g程軽いです。
ただし、Propel v4の方がクッション性・反発力に優れているため、トレーニング・フルマラソンではPropel v3よりも使いやすいです。
定価は1,000円ほど上がっていますがアップデート内容を考えれば十分安いため、基本的にはPropel v4をおすすめします。
FuelCell Rebel v3との違い
商品画像の引用元:shop.newbalance.jp
FuelCell Propel v4とRebel v3はどちらもFuelCellコレクションのトレーニングモデルで、反発力・クッション性に優れています。
ミッドソールはどちらもFuelCellフォームではあるものの、Rebel v3のほうが明らかに密度が低くて柔らかいです。
さらに軽量で通気性に優れたアッパーを使用していることもあり、重量はRebel v3の方が70g以上軽くてスピードが出しやすいです。
Propel v4はRebel v3のFuelCellフォームよりは硬めで、TPUプレートが使用されているため安定感に優れています。
Rebel v3はかなり柔らかいので遅めのペースでは若干安定性に欠けるため、フルマラソンで完走を目指すような場合にはPropel v4の方が適しています。
以上より、軽さ・スピードを求める方はRebel v3、程良いクッション・安定感・安さを求める方はPropel v4がおすすめです。
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まとめ
FuelCell Propel v4 の特徴・用途をまとめると以下のようになります。
- TPUプレートが内蔵されて反発力が向上した
- 初めてプレート内蔵モデルを履く方でも扱いやすい
- ジョギング〜レース(サブ4〜完走)まで対応
- デイリートレーナーとしては非常に安い
- 非常に安いものの、同カテゴリーの他社製品と比較しても性能面で劣らない