【Asics】ゲルコンテンド10 レビュー│反発力不要の優しいクッションとホールド感
アシックスのゲルコンテンド10(GEL-Contend 10)は、軽めのジョギング〜普段履きに適した低価格モデルです。
GELを搭載したシリーズとしては最も安く、その性能や上位モデルとの違いが気になっている方は多いと思います。
そこで本記事では、ゲルコンテンド10の特徴・使用感について、同価格帯のシューズとの比較も交えつつレビューします。
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目次
ゲルコンテンド10 基本情報
- 発売日:2026/7/16
- 定価(税込):¥8,800
- 重量:317g(27.0cm), 266g(25.5cm)
- 厚さ:33.5mm
- ドロップ:8mm
- ミッドソール:AmpliFoam Plus + GEL
- カテゴリー:ニュートラル、ライフスタイル
- 主な用途:ジョギング、ウォーキング、ジム、タウンユース、ロードレース(〜10km)
- しっかりとしたホールド感
- 普段履きに十分なクッション
- 厚底化でフォーム量増加
- 最安レベルの価格設定
- スピードを出すには重い
- 反発力はほとんど感じられない
ゲルコンテンド10の特徴・スペック
ソール構成・クッション
ゲルコンテンドはGELテクノロジーを用いたシューズでは最も安く、アシックス最安モデルのJOLT 5に次ぐ価格帯に入ります。
クッションカテゴリーというよりはニュートラル・ライフスタイル寄りで、上位モデルとしてはゲルエキサイトがあたります。
ミッドソールにはAmpliFoam Plusという安価なフォームが用いられ、後足部には衝撃吸収材のGEL(ゲル)が内蔵されています。
AmpliFoam Plusの硬度(5回平均値)は39.1HAでした。
安価なEVAフォームのため平均値を上回る硬度で、部活用シューズみたいなしっかりした質感でした。
ハイパースピード6のFlyteFoam(39.0HA)と同等の硬度ですが、AmpliFoam Plusの方が下位グレードのため密度が高いです。
ソールの厚さは公表値が33.5mmで、実測値では34.9mmありました。
公式サイトには2mm増加との記載がありますが、前作は30.5mmだったため計算上は3mm増加しています。
測定値はそれを上回る34.9mmで、平均値はやや下回ったものの安さを考えれば悪くないと思います。
【参考値】反発力・曲げ剛性
反発力の簡易的な指標として鉄球を1mの高さから自由落下させ、反発時の高さを測定しました。
※落下地点の表面性に大きく左右されるため、実際に感じられる反発力とは必ずしも一致しません。
結果はインソールありで31.5cm、インソールなしで41cmとどちらも平均値を下回りました。
AmpliFoam Plusは標準的なフォームで反発力が高くないうえに、柔らかいインソールで衝撃が吸収されています。
そもそも普段履きを想定しているシューズであるため、足への優しさをメリットとして捉えた方が良いと思います。
次に曲げ剛性の簡易的な試験として、前足部を固定した状態から15度曲げるために必要なモーメントを測定しました。
結果は2.31Nmと平均値を少し下回る程度でしたが、厚さや価格帯からもっと低い値を想像していました。
上位モデルのゲルキュムラス28(2.29Nm)と比較してもほぼ同じで、厚さの割にはガイドされる感覚が得られます。
重量
重量は代表サイズが317g(27.0cm)で、実測値(左右平均)は266g(25.5cm)でした。
AmpliFoam Plusが軽量ではないため、実測34.9mmの厚さから考えると正直なところ重いです。
ただし実測値から換算すると公表値は300g(27.0cm)を下回っていても良いくらいで、やや不利に記載しているようには感じられます。
サイズ感(内寸・外寸)
25.5cmサイズにおける内寸(全長・前足部高さ・前足部幅・後足部幅)の測定結果は以下のようになりました。
サイズ感はぴったりでした。前足部幅は少し狭いですが、高さがあるためそこまで気になりませんでした。
ランニングシューズとして標準的なフィット感のため、普段履きがメインで心配ならサイズを上げても良いかもしれません。
外寸(アウトソールの幅)の測定結果は以下のようになりました。
結果は前足部が108.8mmと平均的な値で、後足部は87.1mmとやや広めでした。
動きやすさがありつつ安定感があるのは良かったものの、この接地面積ならもう少し軽くしてほしかったです。
実走・性能レビュー
フィット感・ホールド感は◎
この価格帯のシューズはほぼ全てEVA系フォームで性能差がつきづらいですが、その中ではフィット感とホールド感で差別化できると感じました。
特にかかと周りにパッドがしっかりと配置され、硬めのヒールカウンターに包まれているため、後足部がしっかりとホールドされる感覚があります。
低価格帯のモデルはアッパーが硬く不快感があったり、かかとが抜けたりすることが多く、意外と難しいポイントではあるもののどちらもクリアしていました。
クッションはスポンジ系インソールのおかげで(GELの存在は分からないものの)ソフトに感じられ、普段履きや通勤・通学用途であれば十分すぎるくらいでした。
ただしミッドソール・アウトソールともに硬めのため、ふかふかというよりは接地感・安定感がしっかりと感じられるくらいではあります。
普通のスニーカーだと硬くて足が痛くなるけど、本格的なランニングシューズでは柔らかすぎて逆に疲れる、みたいな方に丁度良いクッションです。
ランニングでは長時間走り続けると本質的なクッションが無視できなくなってくるため、走るならゆっくり10km前後までに留めておくのが良さそうです。
ランニング専用なら他の選択肢がある
ゲルコンテンド10と同価格帯でライフスタイル寄りの他社製品を探すなら、レボリューション8(Nike)やデュラモSL2(Adidas)あたりが立ち位置的に近いシリーズです。
どちらも1万円以下でシンプルな構成なので、性能よりもフィット感やデザイン性が決め手になりやすくなってきます。
先ほど書いた通り、しっかりしたフィット感とホールド感を求めるならゲルコンテンド10がおすすめできますが、主な用途がランニングなら他の選択肢もでてきます。
どちらもAmpliFoam Plusを採用
例えばアシックス内であればバーサブラスト4も1万円を切る価格帯で、同じAmpliFoam Plusを採用しています。
ただし、同じフォーム名でも硬度は35.4HAとゲルコンテンド10(39.1HA)を下回っており、厚み(実測37.0mm)もあるためクッションはさらに高いです。
AmpliFoam Plusは密度も異なるのかバーサブラスト4の方が厚底なのに実測16g軽量で、ランニング用途なら間違いなくこちらをおすすめできます。
好みにはよるものの普段履きやジム用途あたりなら程良く接地感があるゲルコンテンド10が適していると思いますが、ランニングがメインならバーサブラスト4も有力な候補になります。
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どんなランナーにおすすめ?
ゲルコンテンド10は以下のようなランナーにおすすめできるシューズです。
- とにかく価格を抑えつつクッションも欲しい
- 後足部のホールド感・安定感も欲しい
- 普段履き・通勤通学と兼用したい
- ゆっくり10km前後までのジョギングに使いたい
逆に、以下のようなランナーには合わない可能性があります。
- 反発力をもらって進みたい
- 緩めのフィット感が好み
