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【Puma】ヴェロシティニトロ4 レビュー│軽量テンポアップ系シューズに進化

ヴェロシティニトロ4 レビュー

 プーマのヴェロシティニトロ4は軽量で幅広いペースまで使えるデイリートレーナーです。

 プーマのランニングシューズは2025年頃から軽量化が進み、ヴェロシティニトロ4もその流れに乗っています。

 着用率が高まりつつあり購入を考えている方も多いと思うので、その特徴・使用感についてレビューしていきます。

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メーカー別
レベル別
用途別

ヴェロシティニトロ4 基本情報

  • 発売日:2025/7/17
  • 定価(税込):¥16,500
  • 重量:250g(27.0cm)
  • 厚さ:36mm
  • ドロップ:10mm
  • ミッドソール:Nitro Foam
  • カテゴリー:ニュートラル
  • 主な用途:ジョギング、ロング走、ロードレース・マラソン(サブ4~完走)、部活用
メリット
  • デイリー用としては軽量
  • 弾むようなライド感
  • 硬めのフォームを廃止
  • 日本人の足型に合わせた設計
デメリット
  • 2,200円値上げ

ヴェロシティニトロ4の特徴

ヴェロシティニトロ4 正面図

 ヴェロシティニトロは軽量性・クッション・反発力のバランスが取れていて、プーマのスタンダードモデルといえるシリーズです。

 ただし、前作(3代目)までは硬めのEVAフォームを組み合わせていて、安価なイメージがあり注目度は低かったと思います。

 どちらかというと上の価格帯であるフォーエバーランニトロ・マグニファイニトロに力を入れていて、ヴェロシティニトロは置き去りにされている感がありました。

 実際に3代目まではあまり売れていない印象で、早々にセール価格で販売されていました。

ヴェロシティニトロ4 ミッドソール

 しかし今作ではミッドソール全域がニトロフォームとなり、安価なイメージは完全に払拭され、むしろコスパが高いくらいの性能に進化しています。

 プーマに限らず新しいモデルを始める場合、性能が良いところで落ち着くまでは3〜4モデルはかかる感覚があります。

 アシックスのノヴァブラストも3代目から格段に良くなり、メタスピードレイはまだ試作段階のイメージがあります。

 ヴェロシティニトロは今作(4代目)で進化し、反発力が向上しつつ重量は250gまで削減されています。

     おおよそノヴァブラスト5(Asics)、ズームフライ6(Nike)、ボストン13(Adidas)と同じくらいで、そこそこ軽量なイメージがつくと思います。

     今までプーマの軽量なデイリーモデルはなかったので、上級者も含め選ばれやすくなったと思います。

    実走・性能レビュー

    サイズ感・履き心地

    ヴェロシティニトロ4 サイズ感

     サイズ感は普通でした。軽量な割にアッパーはパッドが多く、快適性を重視しているような印象です。

     足型は何をもって日本人向けとしているかは明記されていませんが、若干細身に作られている感じはしました。

     ただし狭く感じることはなくしっかりフィットしていて、気になるならワイドサイズもあるので問題ありません。

    バウンス系シューズに進化

    ヴェロシティニトロ4 ニトロフォーム

     プーマのデイリーモデルを履くのはマグニファイニトロ2以来の2足目ですが、当時のニトロフォームから明らかに硬度が変わっているように感じます。

     写真では分かりづらい思いますが、ニトロフォームを押すとそこそこ変形して柔らかさが伝わってきます。

     厚さ39mmのマグニファイニトロ2よりもクッションが感じられたため、どこかのタイミングでニトロフォームが柔らかくなっていると思われます。

     新しいニトロフォームはノヴァブラスト5(Asics)のFF Blast Maxを少し硬くしたイメージで、ライド感も似ていて弾みます。

    ヴェロシティニトロ4 アウトソール

     アウトソールもどことなく似ていて、中央部が少し凹んでいるため、圧縮が促進されてバウンス感につながっているように感じます。

     バウンス感はノヴァブラスト5の方が強いですが、従来の硬めのヴェロシティニトロとは全く異なります。

     私はこれくらいの硬度の方がテンポ良くペースが上げられるため、かなり好みに合ったライド感でした。

     クッションもあるのでロング走にも使えるし、流しや軽めのスピードでも使えます。

     4分ペースを切るくらいまでであれば全然対応できるので、万能で使いやすいシューズたと思います。

    レスポンスとのバランスが丁度良い

    ヴェロシティニトロ4 軽量性

     ヴェロシティニトロ4を含め、軽量かつ反発力・クッションもあるシューズは増えてきています。

     このような競合モデルとしてはノヴァブラスト5(Asics)をはじめ、Rebel v5(New Balance)、アディゼロSL2(Adidas)、ネオゼン(Mizuno)などがあります。

     これらのシューズは総じてコスパが良く、ヴェロシティニトロ4のコスパも10点中7点としました。

       前作から2,200円値上げされていますが、性能アップを考慮すれば問題なく、まだ割安なくらいです。

       競合モデルもコスパが高くて迷いますが、その中ではレスポンスとのバランスが上手く取れていると思いました。

       バウンス感は強い順にネオゼン、ノヴァブラスト5、ヴェロシティニトロ4、アディゼロSL2の順に感じますが、レスポンスの速さはこの逆です。

       私はヴェロシティニトロ4〜アディゼロSL2あたりが好みで、スピードが出しやすく最も万能に感じるポイントです。

       前作までが微妙だったためかヴェロシティニトロ4もセール価格で入手しやすいので、初めてプーマを履く方など気になったら試してみることをおすすめします。

      どんなランナーにおすすめ?

       ヴェロシティニトロ4は以下のようなランナーにおすすめできるシューズです。

      こんなランナーにおすすめ
      • 軽量なデイリートレーナーが欲しい
      • 弾む感覚を得ながら楽しく走りたい
      • ノヴァブラスト5やアディゼロSL2が好み
      • とりあえずプーマから1足試してみたい

       逆に、以下のようなランナーには合わない可能性があります。

      こんなランナーには不向き
      • 強力な反発力・クッションを想像している
      • 前に押される感覚を期待している