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【Adidas】アディゼロSL2 レビュー│ソールが大幅に進化!ペガサス41との違いは?

アディゼロSL2 レビュー

 アディゼロに格上げされたSLシリーズは、現在ではアディダスを代表するようなランニングシューズとなりました。

 その2代目となる今作では、ソールが大幅にアップデートされて現代のデイリートレーナーと呼べるシューズに進化しました。

 本記事ではアディゼロSL2の特徴・性能をレビューするとともに、比較されることが多いペガサス41(Nike)との違いも解説します。

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アディゼロSL2の基本情報

 まずはアディゼロSL2のスペック、メリット・デメリットを紹介します。

  • 発売日:2024/6/1
  • 定価(税込):¥14,300
  • 重量:232g(27.0cm), 206g(24.5cm), 200g(24.0cm)
  • 厚さ:36mm
  • ドロップ:10mm
  • ミッドソール:Lightstrike 2.0 + Lightstrike Pro
  • カテゴリー:ニュートラル
  • 主な用途:ジョギング、ロング走、ロードレース(サブ3〜サブ5)、LT走、インターバル、部活用
メリット
  • 弾力感のある楽しいライド感
  • 軽くてスピードが出る(万能)
  • かなり安い
デメリット
  • 安定性は高くはない

アディゼロSL2の特徴

現代のデイリートレーナーに進化

アディゼロSL2 側面

 2022年頃から続くトレンドで、デイリートレーナー(日常的に使えるシューズ)にも軽量かつ弾力感のあるフォーム材を使用したシューズが増えてきています。

 本記事では現代のデイリートレーナーと呼ぶことにしますが、最近までアディダスにはこのようなシューズはなかったように思います。

 例えばアディゼロジャパンは30mmを切っており最近のシューズとしては薄く、アディゼロボストンはエナジーロッドが内蔵されてからトレーニングモデルのようになりました。

 2022年末にアディゼロに格上げされたアディゼロSLが発売されましたが、クラシカルなライド感で現代のデイリートレーナーとは離れている印象でした。

 そのような状況の中、今回発売されたアディゼロSL2は厚底化されたソールに柔らかいフォーム材を採用しており、初代モデルとは対称的な弾力感のあるライド感に変わりました。

 厚くなったにもかかわらず軽くなり、クッションも反発力も高く、現代のデイリートレーナーに進化したといえます。

補足

 2023年にはスーパーノヴァシリーズも大幅にアップデートされ、こちらは快適性を重視したデイリートレーナーとなりました。

▼アディダスのランニングシューズ一覧

弾力感のあるソールに変更

アディゼロSL2 ミッドソール

 アディゼロSL2は、初代モデルからミッドソールの構成が大きく変更されました。

 写真のように、フルレングスのLightstrike Proの層を、Lightstrike 2.0が囲んでいます

 Lightstrike Proはいわゆるスーパーフォームと呼ばれる軽量かつ反発力に優れた材質で、デイリートレーナーにフルレングスで使用されることは珍しいです。

 Lightstrike 2.0はLightstrike Proよりはやや硬めで、安定性の向上を目的に使用されています。

 ただし初代モデルで使用されていたLightstrike 1.0よりは柔らかく、ソール全体としてはかなりクッションを感じることができます

大幅アップデートも値上げなし

 アディゼロSL2の定価は税込14,300円です。以下に定価の分布図を示し、同カテゴリーのシューズとの比較を行いました。

    同カテゴリーの価格比較
    • アディゼロSL2(Adidas):¥14,300
    • ウエーブライダー27(Mizuno):¥14,850
    • ノヴァブラスト4(Asics):¥15,400
    • ペガサス41(Nike):¥16,500

     そもそも安い上に厚底化・Lightstrike Proの増量があり、値上げは間違いなくされると思っていたので、価格の据え置きは予想外でした。

     Lightstrike Proのようなスーパーフォームは使用量が増えるほど価格が上がる傾向がありますが、スーパーフォームをフルレングスで使用しているのに14,300円は明らかに割安です。

     競合モデルとしては、価格と軽さの面からエボライドスピード2(Asics)が挙げられます。ただし、こちらはスーパーフォーム(FF Turbo)が使用されていません。

    実走・性能レビュー

    サイズ感・履き心地

     25.5cmサイズにおける内寸の測定結果は以下のようになりました。

    アディゼロSL2 アッパー

             グラフの通り内寸の測定値はどれも平均的で、実際に履いてみても普段のサイズがフィットしました

             小さめだというレビューも見かけましたが、私はワンサイズ上げたら大きく感じました。

             アッパーは厚すぎず軽量化を優先しているように思えますが、透けるほどの薄さではなく触り心地はソフトです。

            アディゼロSL2 後足部のパッド

             後足部の内側には、かかとを囲うようにパッドが配置されており、これにより後足部が固定されるようになっています。

             レーシングモデルでよく見かけますが、アキレス腱とシューズが接触しないため私が好みの固定方法です。

            アディゼロSL2 重さ

                   重量は実測221g(25.5cm M)、206g(24.5cm W)でした。ほとんどの方が軽いと感じると思います。

                   比較例を挙げると、レース/トレーニングモデルのS4+(Asics)、リベリオンフラッシュ3(Mizuno)よりも軽いです。

                   アディゼロSL2はバウンス感が増したことが大きな変更点ですが、それにより重量が増していない(むしろ数g軽くなった)ことも着目点だと思います。

                  どこから接地しても弾む

                   私は従来のLightstrike 1.0が硬くて足に合わず、デイリートレーナーにはアディダスのランニングシューズは数年間避けていました。

                   しかしアディゼロSL2ではクッション性が改善されたLightstrike 2.0が採用され、久々にアディダスのシューズを購入したいという気持ちになりました。

                   Lightstrike Proが長手全域に配置されたことも購入理由の一つで、想像通りどこから接地しても柔らかく、反発力を感じることができました

                   柔らかくなったとはいってもぐにゃり感は強すぎず、安定性は低くはありません

                   ただしシンプルな初代モデルとは全く異なるライド感なので、かなり思い切った変更だとは思います。

                  スピード練習にも余裕で対応

                  アディゼロSL2 1000mで使用

                   速めのペースでの性能を確認するために、陸上競技場(300mトラック)で1000mを2分54秒8で走りました

                   初めは3分20秒くらいで走ろうと思っていたものの400m通過が72秒(3分ペース)と想像以上に速く、そのままペースを上げてしまいました。

                   ソールは柔らかすぎず反発がすぐに返ってくるため、キロ3ペースでも楽に走ることができました。

                   速めのペースでも全然使えてしまうので、導入期・鍛錬期あたりではアディゼロSL2のみで大半のトレーニングをまかなえてしまえそうです。

                   ただし圧縮量が大きいので、トラックではマラソンペースまで落とすと少し走りづらいとも感じました。

                   硬いロードならペースに依らずに使えますが、柔らかいトラックの場合は中〜高強度のトレーニングとの相性が良いと思います。

                   また、アウトソールはコンチネンタルラバーではなくアディウェアラバーですが、雨上がりの濡れたタータンでもグリップ力は問題ありませんでした。

                   数日前にFuelCell Rebel v4(New Balance)のレビュー記事を投稿したばかりですが、同じくらいスピードが出しやすいように感じました。

                  アディゼロSL(初代)との違い

                   改めて、アディゼロSL2とアディゼロSL(初代)の違いを整理します。

                  アディゼロSL2 アディゼロSL
                  Adizero SL2 Adizero SL
                  ¥14,300 定価(税込) ¥14,300
                  232g 重量(27.0cm) 240g
                  36mm 厚さ 33mm
                  10mm ドロップ 8.5mm
                  LS Pro(長手全域) + LS 2.0 ミッドソール LS Pro(前足部) + LS 1.0

                  商品画像の引用元:shop.adidas.jp

                  アップデート内容
                  • Lightstrike Proを長手全域に配置
                  • より柔らかいLightstrike 2.0に変更
                  • 3mm厚底化

                   ここまで書いてきたように、ソールは柔らかく弾力感が増し、全く異なるシューズになったといえます。

                   今までのシンプルで安定感のあるライド感を好んでいた方は戸惑うかもしれませんが、今後はこのような柔らかいシューズが増えてくることが想定されます。

                   シンプルなシューズが欲しい場合は、アディゼロデュラモスピード(定価9,350円)のような、1つ下の価格帯から探すことをおすすめします。

                   他社製品にもGT-1000 13(Asics)、ウィンフロー11(Nike)など安くてシンプルなシューズが揃っているので、この価格帯から探してみても良いと思います。

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                  ペガサス41との違い

                  アディゼロSL2 ペガサス41 グレイシャーブルー
                  Adizero SL2 Pegasus 41
                  ¥14,300 定価(税込) ¥16,500
                  232g 重量(27.0cm) 285g
                  36mm 厚さ 35mm
                  10mm ドロップ 10mm
                  LS Pro(長手全域) + LS 2.0 ミッドソール ReactX + Zoom Air×2

                  商品画像の引用元:(左)shop.adidas.jp (右)nike.com

                   アディゼロSL2とペガサス41(Nike)はどちらもメーカーを代表するデイリートレーナーで、比較されることが多いです。

                   私は軽さやバウンス感が好みなので、ペガサス41よりもアディゼロSL2の方が合っていて、走っていて楽しく感じました(しかも安い!)

                   ペガサス41も厚底化やリアクトXの採用によりクッション・反発力は増していますが、どちらかというとシンプルなライド感に感じます。

                   信頼感があるペガサスを選ぶ方は多いですが、一度アディゼロSL2を試してみても良いと思います。

                   沈み込む感覚が苦手だったり、履き心地・耐久性を重視したい場合はペガサス41が合っていると思います。

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                  どんなランナーにおすすめ?

                   アディゼロSL2は以下のようなランナーにおすすめできるシューズです。

                  こんなランナーにおすすめ
                  • 弾むライド感が好み
                  • 安さも性能も求めている
                  • 初代モデルではクッションが足りなかった
                  • フルマラソン(サブ3~サブ5)でも使いたい

                   逆に、以下のようなランナーには合わない可能性があります。

                  こんなランナーには不向き
                  • 初代モデルのシンプルさが好きだった
                  • 硬めソールの安定感がほしい

                   本サイトでは様々なシューズをレビューしていますが、アディゼロSL2は2024年では1位を争うほどおすすめできるシューズです。

                   価格・性能面(スペック・搭載技術)から考えてコストパフォーマンスが高いことは断言できるので、気になった方は試してみてください。

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