【おすすめ記事】安くて高性能な旧モデルを紹介!

【2025版】初心者おすすめのランニングシューズ21選!選び方も解説

初心者おすすめランニングシューズ

 初心者(サブ5〜完走目安)おすすめのランニングシューズをカテゴリー別に紹介します。シューズの選び方についても解説します。

 中〜上級者にとってもデイリートレーナー・リカバリー用に適したシューズが揃っているので、参考にしてみてください。

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ランニングシューズの選び方

安定性・クッション性

 ランニングを始めたばかりの頃は、クッション性だけでなく安定性にも優れたシューズがおすすめです。

 安定性に優れたシューズはスタビリティモデルなどと呼ばれ、特にフォームが定まっていない方におすすめです。

 ソールの幅を広く設定したり、しっかりとしたヒールカウンターを採用することで接地時のブレを抑え、怪我のリスクを低減することができます。

 実際、初めの1足として紹介されるシューズはスタビリティモデルであることが多いです。

 クッション性に優れたシューズはクッションモデル(クッショニングモデル)と呼ばれ、疲労を溜めたくない場面・リラックスして走りたい場面におすすめです。

 スタビリティモデルよりも安定性は落ちますが、ふかふかな履き心地で快適に走ることができます。

 また、安定性・クッション性をどちらもバランス良く備えたシューズはニュートラルモデルと呼ばれます。

 比較的シンプルな構成のものが多く、重量はやや抑えられる傾向があります。

 大きなサポートが不要な方、気軽にランニングを楽しみたい方はニュートラルモデルが適しています。

重量はあまり気にしない

 重量に関しては、安定性やクッション性ほど気にしなくて良いと思います。

 基本的には重量を落とすと耐久性が低くなり、アッパーは破れやすく、ミッドソールはへたりやすく、アウトソールはすぐに擦り減ってしまいます。

 他にも安定性・クッション性・反発力を犠牲にすることもあり、必ずしも軽ければ良いという訳ではありません。

 このため、しっかりと安定性・クッション性を備えたシューズは、27.0cmサイズで280g〜310g程度となることが多いです。

 トップ選手でもリカバリー時はこれらのシューズを履くことが多く、走っていても重さはそこまで気にならないと思います。

何足必要か

 1足のみではシューズの癖によって同じ筋肉や骨に大きな負荷がかかり、怪我につながる可能性が出てきます。さらには、バランスの悪いランニングフォームになって再び怪我をしてしまう悪循環に陥る恐れもあります。

 そのため、2足以上(できれば別のメーカー)のランニングシューズを揃えてバランス良く鍛える(過負荷を避ける)ことをおすすめします。

 店頭であればゼビオ、アルペン、ステップあたりが種類が豊富で購入しやすいと思います。ただし定価で売られている場合が多いです。

 オンラインでは楽天市場で購入するのがおすすめです。上に挙げた店舗は楽天市場に出店していて、店頭価格より安く購入できることが多いです。

 オンラインでは試し履きができずに不安になると思いますが、その場合は余裕を持って0.5cm大きいサイズを購入することをおすすめします。

 サイズが小さすぎると足の指が腫れたりマメができてしまいますが、少し大きいくらいなら困ることは少ないです。フルマラソンでは何時間も走ることになるのでサイズにゆとりがあった方が良いと思います。

スタビリティ

 初心者用シューズのお決まりといえる安定性重視のシューズから紹介します。フルマラソン完走を目指す方におすすめです。

ゲルカヤノ32 (Asics)

  • 定価(税込):22,000円
  • 重量(27.0cm):300g
  • 厚さ:40mm
  • ドロップ:8mm

 アシックスの初心者向けシューズの超定番。クッション性・安定性・快適性に優れ、フルマラソン完走を目指す方に最適です。

 前作と同様に厚さ40mmのソールを備え、後足部には柔らかい素材であるPureGELを内蔵しています。

 ドロップが10mmから8mmに小さくなって気持ちフラットになりましたが、独自のシステムでサポートされるためスムーズなライド感が得られます。

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ストラクチャー26 (Nike)

  • 定価(税込):16,500円
  • 重量(27.0cm):310g
  • 厚さ:36mm
  • ドロップ:10mm

 ナイキのスタビリティモデルにはインフィニティランがありましたが、分かりやすさのためストラクチャーに統合されました。

 ミッドソールにはインフィニティラン4と同じリアクトXを新たに使用することでクッションを強化しつつ、ソール形状の工夫によってサポート力も両立しています。

 従来のがっちりサポートされるような感覚は少し薄れ、より自然で快適なライド感になりました。

ウエーブライダー28 (Mizuno)

  • 定価(税込):16,500円
  • 重量(27.0cm):280g
  • 厚さ:38.5mm
  • ドロップ:12mm

 ミズノを代表するデイリートレーナー。安価なモデル(ミズノエナジーを採用していないシューズ)を除いた中ではミズノで1番人気です。

 ミッドソールの厚さは38.5mmと厚めですが、後足部に配置したウエーブプレートによりクッション性と安定性を両立しています。

 後足部下部には新たにミズノエナジーNXTが配置されて、かかとから接地した場合のクッションが強化されました。

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フォーエバーランニトロ2 (Puma)

  • 定価(税込):19,800円
  • 重量(27.0cm):295g
  • 厚さ:36mm
  • ドロップ:10mm

 ミッドソールには2種のニトロフォームを使用し、コア(内部)を柔らかく、シェル(外側)を硬めにすることでクッション性と安定性を両立しています。

 初代モデルよりも重量は増したものの、ヒール部分の拡張などにより安定性が強化されました。

Fresh Foam X 860 v14 (New Balance)

  • 定価(税込):16,500円
  • 重量(27.0cm):305g
  • 厚さ:34mm
  • ドロップ:8mm

 今作ではメディアルポスト(内側の硬めの部材)を廃止し、EVAボードを内蔵することで高い安定性を実現しています。

 ふかふか過ぎないクッションで歩きやすく、タウンユース・ウォーキング用としても人気です。

アドレナリンGTS24 (Brooks)

  • 定価(税込):19,800円
  • 重量(27.0cm):285g
  • 厚さ:36mm
  • ドロップ:12mm

 ブルックスの代表モデルであるゴーストに安定性のサポートを付与したようなシューズ。ドロップが12mmと大きく、ヒールストライカーにおすすめです。

 GTSは「Go-to-support」の略で、安定性を高めるためにガイドレールと呼ばれるサポート部材を備えています。

クッション

 クッション性が高く、ゆっくり走る場面に適したシューズを紹介します。中~上級者のリカバリー用にもおすすめです。

クリフトン10 (HOKA)

  • 定価(税込):19,800円
  • 重量(27.0cm):275g
  • 厚さ:42mm
  • ドロップ:8mm

 スニーカーとしても人気のホカオネオネの代表モデル。定価が19,800円に値下げされて購入しやすくなりました。

 厚底ソールが印象的ですが、バウンス感というよりは衝撃吸収系のクッションが特徴です。

 今作は厚さが3mm増加したことで重量増加はあるもの、アシストやフィット感は向上し、より長く楽に走れるようになりました。

▼前のモデル

ゲルニンバス27 (Asics)

  • 定価(税込):20,900円
  • 重量(27.0cm):305g
  • 厚さ:43.5mm
  • ドロップ:8mm

 高いクッション性と快適性を追求した超厚底シューズ。後足部には従来の露出型のGELよりも柔らかいPureGELが内蔵されています。

 ミッドソール全域にFF Blast Plus Ecoと呼ばれる弾力性のある素材が使用されており、クッショニングモデルとしてはペースが上げやすいです。

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Fresh Foam X 1080 v14 (New Balance)

  • 定価(税込):19,800円
  • 重量(27.0cm):290g
  • 厚さ:38mm
  • ドロップ:6mm

 ニューバランスの代表モデル。長い距離を快適に走ることにフォーカスしており、タウンユースにもおすすめです。

 バージョン13で大幅に厚底化されてクッションが向上しましたが、今作では安定性も強化されました。

▼前のモデル

ボメロ18 (Nike)

  • 定価(税込):16,500円
  • 重量(27.0cm):296g
  • 厚さ:46mm
  • ドロップ:10mm

 前作から大幅に厚底化されて46mmとなり、クッション性が大幅に向上しました。

 ミッドソール上層のズームXは弾力感がありますが、下層のリアクトXのおかげで安定感は程々に感じられます。

 超厚底のマックスクッションシューズとしては割安の価格設定です。

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クラウドサーファーマックス (On)

  • 定価(税込):23,100円
  • 重量(27.0cm):292g
  • 厚さ:37mm
  • ドロップ:6mm

 Onのシューズとしては珍しくプレート(Speedboard)が内蔵されていないため、比較的ソフトで自然なライドが得られます。

 それでも他社のクッションモデルと比較すれば、やや硬めで安定感があります。

 ソールに空けられた穴(CloudTec Phase)が連鎖的に変形することで、体重移動のサポートも得られます。

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ウエーブスカイ8 (Mizuno)

  • 定価(税込):19,800円
  • 重量(27.0cm):275g
  • 厚さ:41mm
  • ドロップ:8mm

 ミッドソールにはミズノエナジーに加え、クッション性に優れたミズノエナジーNXTを上層に新たに配置しています。

 前作までは300gを超えていて用途が限られていましたが、今作では大幅に軽量化されて幅広いペースに対応できるようになりました。

マグニファイニトロ2 (Puma)

  • 定価(税込):18,700円
  • 重量(27.0cm):286g
  • 厚さ:40mm
  • ドロップ:10mm

 ミッドソールには、窒素ガスを注入することで反発力を高めたニトロフォームを採用。ニットアッパーは幅広で履き心地が良く、ロング走に最適です。

 40mmの厚底モデルではありますが、ニトロフォームは柔らかすぎず、安定性反発力にも優れています。

ゴーストマックス2 (Brooks)

  • 定価(税込):22,000円
  • 重量(27.0cm):305g
  • 厚さ:39mm
  • ドロップ:6mm

 ニュートラルモデルであるゴーストの厚底モデル。ドロップは6mmと通常のゴーストの半分で、中〜上級者でも履きやすいです。

 ブルックス公式ではクッション性がMaxに設定されていますが、クッショモデルとしては柔らかすぎず、適度な安定性があります。

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ニュートラル

 ある程度のクッション性と安定性を維持しつつも、軽量性や反発力も備えたバランスの良いシューズを紹介します。

ペガサス41 (Nike)

  • 定価(税込):16,500円
  • 重量(27.0cm):285g
  • 厚さ:35mm
  • ドロップ:10mm

 ナイキの代表モデル。クッション性と反発力のバランスが良く、多くのトップランナーも使用しています。

 ミッドソールには従来よりも反発力が向上したリアクトXが採用され、前足部と後足部にAir Zoomユニットが内蔵されています。

 履き心地が良い上に耐久性が高いため、普段履きやジムでの使用もおすすめです。

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GT-2000 13 (Asics)

  • 定価(税込):15,950円
  • 重量(27.0cm):270g
  • 厚さ:36.5mm
  • ドロップ:8mm

 ゲルカヤノの軽量版ともいえるモデル。正確にはスタビリティモデルに分類されますが、本記事ではゲルカヤノと区別するためにニュートラルに分類しました。

 ゲルカヤノよりも少し薄くて機能がシンプルですが、GT-2000 13の方が30g以上軽くてスピードが出しやすいため、サブ4を目標にレベルアップしたい方にもおすすめです。

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クラウドストラトス3 (On)

  • 定価(税込):23,100円
  • 重量(27.0cm):290g
  • 厚さ:35mm
  • ドロップ:6mm

 二重構造のCloudTecを採用することでクッション性を高めたモデル。柔軟性が高いプレートを内蔵しており、スムーズな走り心地が得られます。

 前作よりもミッドソールを柔らかく改良したことでクッション性が向上し、さらに重量は15g軽量化されました。

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スーパーノヴァライズ2 (Adidas)

  • 定価(税込):15,400円
  • 重量(27.0cm):275g
  • 厚さ:36mm
  • ドロップ:10mm

 スーパーノヴァシリーズは2024年に一新され、デイリートレーナーとして活躍するモデルに格上げされました。

 シリーズ内ではスーパーノヴァライズが定番で一番人気。ミッドソールに新たに採用されたドリームストライク+は柔らかすぎず、快適なクッションとなっています。

▼前のモデル

Fresh Foam 880 v15 (New Balance)

  • 定価(税込):16,940円
  • 重量(27.0cm):295g
  • 厚さ:40mm
  • ドロップ:6mm

 タウンユースとしても使いやすい、ニューバランスの代表的なニュートラルモデル。

 ソールは40mmあるものの柔らかすぎず、シンプルなライド感で走りやすいです。1080が柔らかすぎると感じたら、880がおすすめです。

ヴェロシティニトロ4 (Puma)

  • 定価(税込):16,500円
  • 重量(27.0cm):250g
  • 厚さ:36mm
  • ドロップ:10mm

 重量はデイリートレーナーとしては軽量な250gで、軽さを求める方におすすめのシューズです。

 ソールの厚さは変わらず36mmですが、全域がニトロフォームとなったことで反発力が強化されています。

ゴースト17 (Brooks)

  • 定価(税込):17,600円
  • 重量(27.0cm):285g
  • 厚さ:36mm
  • ドロップ:10mm

 ゴーストシリーズはシンプルさを求める方におすすめで、1層構成で厚すぎず柔らかすぎないソールを採用しています。

 初心者向けシューズは様々な機能を追加することでちょっとした違和感や重さを感じる場合がありますが、シンプルでスムーズなため人を選ばないライド感だといえます。

 17作目は比較的大きなアップデートで、前足部が3mm、後足部が1mm厚くなった(ドロップが2mm減少)したことでクッション性が向上しました。

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