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【2024版】On(オン)のランニングシューズ15足を比較表付きで紹介!

オン ランニングシューズ比較

 ランニング市場で成長率トップと言われているOn(オン)ですが、どのシューズを選べばいいか迷っている方も多いと思います。そこで本記事では、Onのランニングシューズ比較表付きで紹介します。

シューズまとめ記事のリンク

メーカー別
レベル別
用途別

Onのランニングシューズの特徴

 Onのランニングシューズには、CloudTec(クラウドテック)と呼ばれる独自の技術が採用されています。

 特徴的な見た目・豊富なカラーバリエーションからデザイン性で選ぶ人も多いですが、性能を向上させるために様々な工夫がされています。

CloudTec

 初期のスタンダードなCloudTecは、Cloudパーツという中空のフォーム材が複数並べられ、1つ1つが圧縮することでクッション性を向上しています。

 その後、さらにクッション性や反発力を高めるために、Cloudパーツを二重構造にしたり、結合したパターンも見られるようになりました。

Helionスーパーフォーム

Helion SF(ヘリオンスーパーフォーム)

 CloudパーツにはHelion SF(ヘリオンスーパーフォーム)という独自のフォーム材が使用されています。

 Cloudパーツが完全に潰れないように適度な硬さがあり、圧縮状態から復元することで推進力が得られます。

 また、気温の影響を受けづらく、寒い日でも硬度が大きく変化しない(硬くなりにくい)性質があります。

Helionハイパーフォーム

Helion HF(ヘリオンハイパーフォーム)

 レーシングモデルにはHelion HF(ヘリオンハイパーフォーム)というフォーム材が使用されることがあります。

 Helion SFよりも弾力感があり、反発力・クッション性に優れていますが、耐久性は低めです。

 独立したCloudパーツでは形状が維持できないため、Cloud(穴)は非常に小さく通常のランニングシューズに近い見た目をしています。

Speedboard

Speedboard(スピードボード)

 CloudTecでは効率良く推進力を生み出すために、基本的にCloudパーツの上(または内部)にSpeedboard(スピードボード)と呼ばれるプレートを配置しています。

 Speedboardには樹脂製カーボン製のものがあり、目的に応じて厚さ形状が調整されています。

CloudTec Phase

CloudTec Phase

 CloudTec Phase(クラウドテックフェーズ)は、コンピュータによる有限要素解析によりCloud(穴)の大きさ・形状・配置などを決定し、クッショニングを最適化した新しい技術です。

 Cloudパーツが独立している通常のCloudTecとは異なり、通常のソールに穴を空けたような構造となっています。

 これらの穴がドミノのように連鎖的に圧縮することで、今まで以上にソフトな乗り心地が得られるようになりました。

 また、Speedboardの位置はCloudパーツの上とは限らず、廃止されたり下部に配置されるようになりました。

比較表

 On公式HPの情報を元に、ランニングシューズの比較表を作成しました。

定価(税込) 重量(27cm) 厚さ ドロップ クッション
Cloudboom Strike ¥36,300 215g 39.5mm 4mm ★★★★★
Cloudboom Echo 3 ¥32,780 220g 37mm 9mm ★★★★
Cloudmonster Hyper ¥26,400 265g 37.5mm 6mm ★★★★★
Cloudmonster 2 ¥21,780 295g 37mm 6mm ★★★★★
Cloudflow 4 ¥19,580 235g 36mm 8mm ★★
Cloudstratus 3 ¥21,780 290g 35mm 6mm ★★★★
Cloudeclipse ¥21,780 285g 40mm 6mm ★★★★★
Cloudsurfer ¥19,580 245g 32mm 10mm ★★★★
Cloudsurfer Next ¥18,700 273g 30mm 6mm ★★★
Cloudgo ¥16,830 256g 33mm 11mm ★★★
Cloudflyer 5 ¥20,900 320g 33mm 9mm ★★★★
Cloudrunner 2 ¥18,480 270g 33mm 10mm ★★★
Cloud 5 ¥17,380 250g 27mm 7mm
Cloud X 3 ¥17,380 243g 27mm 8mm
Cloudswift 3 ¥19,580 320g 33mm 5mm ★★★

見切れている場合横にスクロールできます

 多くのモデルがあり迷う方もいると思うので、用途別に代表的なモデルをまとめました。

  • 最速レーシングCloudboom Strike (クラウドブームストライク)
  • オールラウンドCloudmonster 2 (クラウドモンスター2)
  • クッションCloudeclipse (クラウドエクリプス)
  • スタビリティCloudflyer 5 (クラウドフライヤー5)
  • ライフスタイルCloud 5 (クラウド5)

 一番人気のランニング用シューズはクラウドモンスターです。バウンス感があり、様々な用途に対応します。

 他には、独特のクッション性が特徴のクラウドエクリプスや、安定感がありウォーキングにも最適なクラウドフライヤーもおすすめです。

 普段履きがメインで軽く走れれば良い程度であれば、代表モデルのクラウド5が無難です。

レース・トレーニング

Cloudboom Strike (クラウドブームストライク)

  • 定価(税込):¥36,300
  • 重量(27.0cm):215g
  • 厚さ:39.5mm
  • ドロップ:4mm
  • 主な用途:ロードレース・マラソン(~サブ3)、インターバル、LT走

 カーボンプレートを挟む2層のミッドソールのうち、上層自体が分厚いインソールとなった新しい構造のシューズ

 足と接する部分がHelion HF(Pebax製のフォーム材)となるため、弾む感覚がダイレクトに得られる

 クラウドブームエコー3よりもクッション性が高く、フルマラソンにはこちらがおすすめ。

 LightSpray技術によりOn史上最軽量のアッパーを備えたCloudboom Strike LSは重量170gだが、販売数が非常に少ない上に定価は44,000円となっている。

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Cloudboom Echo 3 (クラウドブームエコー3)

  • 定価(税込):¥32,780
  • 重量(27.0cm):220g
  • 厚さ:37mm
  • ドロップ:9mm
  • 主な用途:3km~ハーフマラソン、インターバル、LT走

 Cloudboom Strikeと同様に、Helion HFの厚底ソールにカーボン製のSpeedboardを内蔵した構成。出雲駅伝2023で佐藤圭汰選手(駒沢大)が2区(5.8km)で着用し、区間賞を獲得した実績がある。

 Cloudboom Strikeや他社の厚底カーボンシューズと比較するとやや硬めの乗り心地でロッカーを感じやすいのが特徴。ハーフマラソンまでの距離で使いやすい。

Cloudmonster Hyper (クラウドモンスターハイパー)

  • 定価(税込):¥26,400
  • 重量(27.0cm):265g
  • 厚さ:37.5mm
  • ドロップ:6mm
  • 主な用途:ロードレース・マラソン(サブ3~サブ4)、LT走、ロング走、ジョギング(速め)

 クラウドモンスターにレーシングモデルの要素を取り入れたスーパートレーナー

 Speedboardは非搭載だが、上層に多くのHelion HFが使用されているため、通常のモンスターよりも断然バウンス感が強い

 価格だけが懸念点だが、軽量で反発力が強いため幅広い場面で使用することができる。

Cloudmonster 2 (クラウドモンスター2)

  • 定価(税込):¥21,780
  • 重量(27.0cm):295g
  • 厚さ:37mm
  • ドロップ:6mm
  • 主な用途:ジョギング、ロング走、10km〜フルマラソン(サブ4~完走)、タウンユース

 ミッドソールの見た目にインパクトがあるように、On史上最も大きなCloudパーツが採用されている。Cloudパーツの大きく圧縮することで、高いエネルギーリターンが得られるように設計されている。

 反発力のみならずクッション性も高いため、デイリートレーナーとして履いているランナーも多い。初代モデルよりも安定感が高くなり、普段履きとしても使いやすくなった。

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Cloudflow 4 (クラウドフロー4)

  • 定価(税込):¥19,580
  • 重量(27.0cm):235g
  • 厚さ:36mm
  • ドロップ:8mm
  • 主な用途:スピード練習、5km~ハーフマラソン、ジョギング、部活用、冬季練習

 軽量性が特徴のスピードモデル。アッパーには軽量で通気性に優れたウーブンアッパーを採用。

 2重構造のミッドソールにスプーン型のSpeedboardを内蔵し、旧モデルよりもクッション性・反発力が向上した。

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デイリートレーナー

Cloudstratus 3 (クラウドストラトス3)

  • 定価(税込):¥21,780
  • 重量(27.0cm):290g
  • 厚さ:35mm
  • ドロップ:6mm
  • 主な用途:ジョギング、ウォーキング、ロードレース・マラソン(サブ4.5~完走)

 CloudTecを2重構造にすることで高いクッション性を実現したモデル。安定感も高く、初心者や膝の怪我が心配な方におすすめ

 使用用途が似ているシューズとしては、アシックスのGEL-KAYANO(ゲルカヤノ)やHOKA(ホカ)のBONDI(ボンダイ)などが挙げられる。

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Cloudeclipse (クラウドエクリプス)

  • 定価(税込):¥21,780
  • 重量(27.0cm):285g
  • 厚さ:40mm
  • ドロップ:6mm
  • 主な用途:ジョギング、ロング走、ロードレース・マラソン(サブ5~完走)

 Cloudsurferよりも厚底のソールに2層のCloudTec Phaseを採用。クッション性が高く、長い距離を走る場面に最適。

 SpeedboardはCloudパーツの上ではくなく下部に配置。これによりソフトな乗り心地を損なわずに安定性を調整している。

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Cloudsurfer (クラウドサーファー)

  • 定価(税込):¥19,580
  • 重量(27.0cm):245g
  • 厚さ:32mm
  • ドロップ:10mm
  • 主な用途:ジョギング、ロング走、ロードレース・マラソン(サブ4~完走)

 初めてCloudTec Phaseを採用し、有限要素法(FEA)によりミッドソールの形状を最適化したモデル。

 ミッドソールに内蔵されたCloudパーツが連鎖的に圧縮することで高いクッション性スムーズな乗り心地が得られる。

 Onのランニングシューズでは初めてSpeedboardを廃止し、軽量化とさらなるクッション性の向上を実現した。

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Cloudsurfer Next (クラウドサーファーネクスト)

  • 定価(税込):¥18,700
  • 重量(27.0cm):273g
  • 厚さ:30mm
  • ドロップ:6mm
  • 主な用途:ジョギング、ロング走、ロードレース・マラソン(サブ4~完走)

 名前だけで判断するとクラウドサーファー(通常版)の後継モデル・上位モデルのような印象を受けるが、どちらかというと派生モデルに近い(しかも、こちらのほうが安い)。

 ネクストの方がミッドソールの密度が高いためほど重いが、ロッカーを感じやすく、かつ応答性に優れている。

Cloudgo (クラウドゴー)

  • 定価(税込):¥16,830
  • 重量(27.0cm):256g
  • 厚さ:33mm
  • ドロップ:11mm
  • 主な用途:ジョギング、テンポ走、ロングインターバル

 軽量性クッション性のバランスが取れたモデル。ジョギング用に軽いシューズを求める方におすすめ

 他のモデルと異なり2つクラウドパーツが合体したような構造のため、通常のランニングシューズに近い接地感が得られる。

Cloudflyer 5 (クラウドフライヤー5)

  • 定価(税込):¥20,900
  • 重量(27.0cm):320g
  • 厚さ:33mm
  • ドロップ:9mm
  • 主な用途:ジョギング、ロング走、ロードレース・マラソン(サブ5~完走)、ウォーキング、タウンユース

 幅広のソールと厚みのあるヒールカウンターを備えたスタビリティモデル。Cloudパーツは大きく数は少なめ。

 安定性・快適性を重視しており重量は300gを超えているため、長時間のランニングやウォーキングにおすすめ。

Cloudrunner 2 (クラウドランナー2)

  • 定価(税込):¥18,480
  • 重量(27.0cm):270g
  • 厚さ:33mm
  • ドロップ:10mm
  • 主な用途:ジョギング、ロードレース・マラソン(サブ5~完走)、ウォーキング

 クラウドフライヤーほどではないが、程良い安定性を備えた初心者向けのモデル。Onのシューズの中では比較的安くシンプルな構造。

 今作ではSpeedboardが廃止され、ミッドソールが改良されたことでクッション性が向上した。

 ライフスタイル向けのクラウド5と同様に防水モデル(Waterproof)も用意されているが、ランニング用途ならクラウドランナー2の方がおすすめ。

タウンユース、ファンラン

Cloud 5 (クラウド5)

  • 定価(税込):¥17,380
  • 重量(27.0cm):250g
  • 厚さ:27mm
  • ドロップ:7mm
  • 主な用途:タウンユース、ウォーキング、軽めのジョギング

 Cloud 5はOnのシューズの中で1番スタンダードで人気なモデル。防水仕様のCloud 5 Waterproof(¥20,680)も人気。

 ランニングのみならずジム、ウォーキング、体育館用、旅行など、タウンユースとしての使用もおすすめ。

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Cloud X 3 (クラウドX3)

  • 定価(税込):¥17,380
  • 重量(27.0cm):243g
  • 厚さ:27mm
  • ドロップ:8mm
  • 主な用途:タウンユース、ジョギング、ジム、スポーツ全般

 Cloud X 3は先ほど紹介したCloud 5とソールの部分はかなり似ていて、クラウドパーツ(ソールの中空構造)の数と配置は全く同じ

 Cloud X 3とCloud 5の一番の違いはアッパーで、Cloud Xのアッパーはエンジニアードメッシュのため通気性に優れている。一方でCloud 5は、履き心地を重視した生地を使用している。

Cloudswift 3 (クラウドスウィフト3)

  • 定価(税込):¥19,580
  • 重量(27.0cm):320g
  • 厚さ:33mm
  • ドロップ:5mm
  • 主な用途:タウンユース、軽めのジョギング

 シティランニング(硬い路面用)のために設計されており、アディダスのウルトラブーストのような位置付けのモデル。

 伸縮性の高いニットアッパーと柔軟なヒールカップを採用することで、旧モデルよりもフィット感が向上した。

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