北海道マラソンの特徴│平均タイム、完走率、気温の影響は?

 毎年8月に開催される北海道マラソンについて、平均タイム・完走率・気温の影響など様々な観点から特徴を解説します。

大会概要

北海道マラソン メインビジュアル

引用:hokkaido-marathon.com

 真夏に開催される貴重な大会です。2022年大会より制限時間が約5時間から6時間10分に拡大、定員も17,000人から20,000人まで拡大されました。

  • 開催時期:8月末
  • スタート時刻:8時30分
  • 制限時間:6時間10分
  • 参加料:16,500円
  • 定員:20,000人
  • 完走率:84.5%(2019年大会)
  • 難易度:★★★☆☆(気温が高い)

2022年大会からの変更点

 2022年大会からの変更点は以下の通りです。

  • 制限時間:5時間05分(41.6km)→6時間10分(Finish)
  • 定員:17,000人→20,000人
  • スタート時刻:9時00分→8時30分
  • コース:東京五輪のコースを沿うように変更

 制限時間の拡大により完走難易度は一気に下がったものの、真夏に開催されることには変わりはないためタイムは少し出しづらいです。

コースの特徴・高低差

北海道マラソン コースの特徴と高低差

 大通公園からスタートし、まずは南に5kmほど進みます。ここまで30mほど上っていますが、ほとんど気にならない程度の傾斜です。

 その後に進み、8km辺りから創成トンネルの中を走ります。約1kmあり、GPSウォッチが機能しなくなる場合があります。

 トンネルを出た後、2019年までは北8条通で左折して札幌中心部に向かいましたが、新コースでは東京五輪と同様に直進します

 15km手前で前と同じコースに戻り、20km手前で長過ぎる新川通に入ります。

 新川通は往復13kmを真っ直ぐ進む上に景色にも特徴がなく、メンタルが試される北海道マラソンの名物でもあります。

 終盤の38km辺りから緑豊かな北海道大学の構内を走り、大通公園に戻ってゴールとなります。

 全体を通して起伏が少なく、非常に走りやすいコースだといえます。

関門を通過するためのペース

 関門の制限時間ペースは以下の通りです。

距離 制限時間 ペース
1.2km 0:30 25'00"/km
5.0km 1:00 12'00"/km
10.0km 1:40 10'00"/km
15.0km 2:20 9'20"/km
20.0km 3:00 9'00"/km
25.0km 3:40 8'48"/km
30.0km 4:20 8'40"/km
35.0km 5:00 8'34"/km
40.0km 5:45 8'37"/km
41.5km 6:00 8'40"/km
Finish 6:10 8'46"/km

 制限時間内にゴールするためには8'30"/km(約7.0km/h)のペースで良く、そんなに速いペースではありません

 仮に7'00"/km(8.6km/h)のペースで30kmまで走れば、残りを歩いたとしてもギリギリ制限時間には間に合います

 制限時間が5時間の頃は30kmから歩いたらゴールは絶望的だったので、6時間10分に拡大された恩恵は結構大きいです。

 このため、完走を目標とするなら30kmまでは頑張って走ることをおすすめします。

平均タイムとタイム分布

 2012年〜2019年まで91,792人の全記録をプログラミングで収集しました。

 平均タイム(グロスタイム)は以下の通りです。

年度 全体 男子 女子
2019 4:12'44 4:10'49 4:23'03
2018 4:15'37 4:13'49 4:25'09
2017 4:16'51 4:15'25 4:25'02
2016 4:15'24 4:13'33 4:25'17
2015 4:15'26 4:14'00 4:23'36
2014 4:14'01 4:12'28 4:23'01
2013 4:12'41 4:11'11 4:21'06
2012 4:16'37 4:15'09 4:25'07

 全体の平均タイムは全て4時間10分台に収まっています。男子の平均は4時間10分〜15分女子の平均は4時間20分〜25分程度となっています。

 ややレベルが高いように見えますが、制限時間が(ほぼ)5時間と比較的短かったためです。

 2022年からは制限時間が6時間10分まで伸びるので、平均タイムは男子4時間30分女子4時間50分前後になると予想されます。

 タイム分布は以下の通りです。縦軸は割合(相対度数)、横軸はタイム(5分刻み)です。2019年の記録から作成しました。

北海道マラソン タイム分布

 通常は平均タイムが中心の正規分布に近い形となりますが、北海道マラソンは右に偏ったタイム分布となりました。

 これは制限時間が短く失格者が多いためです。制限時間が伸びた2022年以降では正規分布に近づくはずです。

 また、サブ3(3時間切り)達成者の割合は、男子が4.8%、女子が1.1%でした。サブ4(4時間切り)達成者の割合は、男子が40.2%、女子が24.9%でした。

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気温の影響

気温と平均タイムの関係

北海道マラソン 気温と平均タイムの関係

 気温と平均タイムの関係がこちらです。ここで、グラフの近似直線は2013年のデータを除いて計算しています

 2013年大会は正午頃に豪雨になり、気温が急激に下がったため外れ値になると考えられるためです。

 2013年を除けば、気温が上がるほど平均タイムは落ちているように見えます。

 近似直線では、気温が1℃上がるごとに平均タイムは17秒落ちる計算になりました。

気温と完走率の関係

北海道マラソン 気温と完走率の関係

 気温と完走率の関係がこちらです。平均タイムのときと同様に、近似直線は2013年のデータを除いて計算しています。

 当然ながら、気温が上がるほど完走率は低くなっているように見えます。

 近似直線では気温が1℃上がるごとに完走率は0.2%下がる計算となりました。

 仮に15,000人出走したとすると、気温が1℃上がるごとに完走者が30人減ることになります。

まとめ

 北海道マラソンの特徴は以下の通りです。

  • 真夏に開催される貴重な大会
  • 起伏が少なくて走りやすい
  • 20km〜33kmはひたすら真っ直ぐ走る
  • 制限時間が6時間10分まで拡大され完走難易度が下がった
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