富山マラソンの特徴と難易度|平均タイムや攻略ポイントも紹介!
毎年10月末~11月上旬に開催される富山マラソンの特徴と難易度を解説します。平均タイムや攻略のポイントも紹介します。
フルマラソンの記事リンク
1~3月 | |
---|---|
4~6月 | |
7~9月 | |
10~12月 |
大会概要
第1回は2015年で、北陸新幹線の開業をきっかけに開催されました。2020年大会はコロナウイルスの影響で中止となったため、2022年大会で第7回となります。
- 開催時期:10月末~11月上旬
- スタート時刻:9時00分
- 制限時間:7時間(41.7km地点)
- 参加費:13,000円
- 定員:13,000人
- 完走率:96%前後
- 完走難易度:★☆☆☆☆
- コース難易度:★★☆☆☆
▲2022年の大会要項を反映しています。
完走率が非常に高い
年度 | 完走率 | 気温(スタート時) |
---|---|---|
2021 | 95.0% | 未公開 |
2019 | 95.5% | 16.8℃ |
2018 | 96.4% | 14.0℃ |
2017 | 95.4% | 15.5℃ |
2016 | 95.9% | 11.5℃ |
2015 | 97.1% | 10.8℃ |
完走率は95% ~ 97%前後と非常に高いです。フルマラソン初挑戦のランナーにとって最適な大会といえます。
完走率が高いのは、制限時間が7時間と長いことが主な理由です。
これに加え、コースが全体的にフラットで、気温が15℃前後と走りやすいことも理由です。
特に、スタート時の気温が10.8℃と低かった2015年大会の完走率は97.1%と最も高い数値となっています。
コースの特徴・高低差
高岡市の高岡古城公園からスタートし、射水市を通り、富山市の富岩運河環水公園でゴールします。
一番の特徴は、普段は走れない新湊大橋(しんみなとおおはし)の車道を走れることです。
全体的にアップダウンが少なく走りやすいコースですが、20km地点の新湊大橋で40m程上ります(下の写真参照)。
40mと聞くと結構辛く感じられますが、急激な上りはここだけなので、タイムや完走率への影響は大きくはありません。
まだ中間地点前のため、ここでは頑張り過ぎず余力を残して通過することをおすすめします。
また滅多にありませんが、強風など悪天候の場合は通行止めとなるため、代替コースを走ることになります。
代替コースの場合は新湊大橋の上りがなくなりますが、コースの公認申請がされていないため非公認記録となります。
平均タイム・タイム分布
平均タイムとタイム別の割合は以下の通りです。2019年大会(男子9,665人、女子2,928人)の記録から作成しました。
各タイムの割合はグロスタイムを基準として算出しています。
男子 | 女子 | |
---|---|---|
平均(グロス) | 4:55'34 | 5:24'37 |
平均(ネット) | 4:50'15 | 5:17'34 |
サブ3 | 2.4% | 0.2% |
サブ3.5 | 9.2% | 2.0% |
サブ4 | 22.7% | 8.4% |
サブ4.5 | 36.9% | 19.9% |
サブ5 | 54.6% | 35.1% |
グロスタイムの平均は、男子が4時間55分、女子が5時間24分でした。
ネットタイムとの差は5~7分程度で、比較的早くスタート位置までたどり着くことができそうです。
タイム分布は以下の通りです。横軸はグロスタイム(5分刻み)、縦軸は相対度数です。
一番の特徴は、キリの良いタイム(4時間00分など)でグラフが上に大きく突出していることです。
多くのランナーがキリの良いタイムを目標に走っていると思いますが、実際にその目標を達成できたためだといえます。
これはコースが走りやすいためですが、参加人数が多く集団が形成されていることも要因の一つだと思います。
まとめ
富山マラソンの特徴は以下の通りです。
- 完走率が96%前後と高い
- 全体的にフラットで走りやすい(新湊大橋を除く)
- 20km地点の新湊大橋て40m程上る
- 上りは余力を残して通過する